独立行政法人日本貿易振興機構

企業カルチャー・社風:
海外に拠点が多く、現地では日系企業の中心的存在になっていることから、最新の現地情報が豊富であり、日本企業に頼られる機関と考えます。ただ、独立行政法人というお役所なので、事業のスピード感やコスト意識にかける点があり、民間から転職すると、これでいいの？と思ったことがたびたびありました。ただ、職員は皆さん優秀でやる気のある人が多く、活気はあると思います。

組織体制・コミュニケーション:
独立行政法人なので経済産業や農水産省ほか国の役所との関係が深く、どこの部署も行き来が多いです。また、利益者である民間事業者の方々とも接触の機会は多く、たくさんのことを学べたのは自分にとって財産になりました。

勤務時間・休日休暇:
休日はカレンダーどおりで、公務員同様に夏季休暇3日や特別休暇も充実しています。育児休業も国家公務員並みで、女性にとっても働きやすい職場と言えると思います。

成長・キャリア開発:
業務に関連する資格取得のための講座受講など、年間３万円程度を上限に補助が出る（申請者のみ）。

福利厚生:
住宅補助は月額3万円ほどが上限であり、民間企業と比してかなり見劣りする。独身の場合、男性は杉並区、女性は世田谷区に独身寮があり、月額2万円ほどで入居可（地方出身者のみ利用可能）。独身寮は立地は良いものの、水回りなどはすべて共有で6畳ほどの広さしかないため、妥協は必要。

オフィス環境:
本部に関しては一部部署を除き、フリーアドレスの導入やオンライン会議ブースなどを導入しており、スタートアップ企業のような内装になっているところもある。一方、地方・海外事務所は原則、ごく普通のオフィスビルで内装も役所のようであることがほとんどである。

評価制度:
年功序列であり、給与が実績に応じて変動することはほぼない。一方、昨今は海外事務所（おもに途上国）の高位ポジションに、実績のある中堅職員を配置する人事も見られる。