協立給食株式会社

事業の強み：
公立の学校給食に特化して事業を展開していることの安定性を、一番の強みとして社長が現場向けのスピーチなどでもよくしている。実際に、コロナ禍の頃などにも雇用や給与が守られて、そうしたメリットを実感したように思う。

事業の弱み：
限られた分野の給食しか展開していないので、長い目で見た時に同じ体制で成長していけるのかはわからない。また、他の会社も同じだと思うが常に人手不足なので、マンパワーによる現場運営に頼り過ぎている。求人に力を入れるだけでなく、今いる社員を離職しないように育成するところももっと力を入れたほうがいい。

女性の働きやすさ：
女性の割合が多い会社なので、産休や育休は取りやすく、復帰後も働きやすい環境ではあると思う。また、チーフなどへの昇格は男女の差がなく行われているように思う。ただし、給食の仕事である以上は重労働でもあるので、向いている向いていないはどうしてもあるのではないか。

オフィス環境：
現場は学校内の給食室なので、学校が古い・新しいによって設備の質はかなり差がある。新しい現場はきれいで空調も整っているが、古い場合は空調が無く、夏と冬それぞれが過酷な環境なのはマイナス。また、委託会社なので設備は会社の持ち物ではないので、改善を訴えても変わらない。

給与制度：
飲食業界、特に給食業界としては適正か、多少は恵まれているほうでないかと思う。年間の出勤日数や、夏休みなどのまとまった休みがあるので、そこに重きを置くのであれば多いに越したことはないが納得できる金額。また、賞与は所属する現場の大変さに応じて手当のようなプラスがある。ただし、定期昇給幅は大きくないので責任者など上を積極的に目指さない場合には、あまり期待できない。

評価制度：
集団給食なので、調理技術そのものよりも衛生管理をちゃんと意識しているか、チームをまとめていく力があるかなどが評価につながっているように思う。それらの意識が低い社員も少なくないので、ちゃんと仕事をしていれば年齢に関わらずサブチーフには数年で上がれる印象。また、従業員を評価するエリアマネージャーが定期的に巡回に来るが、いつも現場を見ている訳ではないので正しく評価されているか不安に思うこともある。

働きがい:
衛生面などの研修はしっかりやってくれていたので、どこの給食会社でも働けるようになったのはありがたかった