株式会社イプロス

勤務時間・休日休暇：
平日はグッと仕事に集中し、プライベートのことは土日に、というようにオンオフの濃淡をハッキリさせたいと考える方にはフィットする会社だと思う。社員同士の人間関係も良い意味でドライで、変にプライベートの時間に干渉し合う必要がない。残業時間については人によるというのが正直なところ。生産性の高い働き方を身に付けた社員は残業時間を減らせているし、一方でその逆もある。とはいえ、残業が多い社員であっても月45時間以内には収まっているため、長時間労働が目立っている会社ではないように思う。

多様な働き方支援：
【リモートワーク】現状、リモートワークは導入されていない。とはいえ、過去に緊急事態宣言が発令されていた際には、週２日の在宅シフトが導入されていた。リモートワーク未経験の会社というわけではない。また、営業部以外の部署では、現在リモートワークが導入されている部署もあり、全社としてはリモートワークに対して向き合おうとしているのだと思う。
【副業】副業は就業規則上、NGとなっている。給与に不満を覚えている社員が少ないため、収入増のための副業がNGというところに大きな不満はない。

福利厚生：
確定拠出年金や個人年金が用意されているため、長期スパンでの資産形成が可能である。マーケティング検定等の特定資格の取得が奨励されていたり、その他の資格に関しても講座受講の法人割制度を利用することができる。

オフィス環境：
東京営業所に関して言えば、港区浜松町に位置しており好アクセスである。オフィス環境は至ってシンプルであり、華美な装飾や業務に無関係な設備は廃され、仕事に集中する場として無駄のない環境である。コロナ以降でオンライン商談用のブースが新設されるなど、外部環境に順応しながら従業員の生産性向上に対して投資を惜しまない会社という印象がある。

給与制度：
基本給の額自体は目立って大きい数字ではないが、そこに業績連動賞与が毎月上乗せされるため、結果として毎月の給与が大きな額になる。また、会社の業績が毎期上向き続けることで、それに連動して業績賞与額も膨らみ、結果として毎期年収がベースアップするという構造になっている。同年代と比較しても給与はかなり貰えている感覚があり、全く不満はない。また、会社のビジネスモデルとして、収益の爆発力に欠けるというデメリットはあるが、その分、安定・堅実な成長が望めるため、今後も当面は業績連動賞与額も伸び続けることが期待できる。

評価制度：
年功序列とは対局に位置した会社だと思う。良い意味でも悪い意味でもフラットな会社であり、年次や性別に関係なく、いかに組織に貢献できたかで評価が決定される。
評価制度の肝となるのは、等級制度である。ざっくり７段階で等級が設定されており、各等級に求められる要件が詳細に定義されている。各従業員は被評価期間中、現在の自分の等級とその要件を参照することで、求められる成果水準を知り、その実現に向けて日々の仕事に取り組んでいく。
また、自身の評価については完全な受け身ではなく、積極的にアピールする場も与えられるため、下された評価への納得度も高い。具体的には、月度単位で上司とMTGを設定し、当月度の自分の仕事ぶりや成果を報告する機会を与えられる。MTGでは上司から細かくFBをもらうことができるため、それを参考に今後の自身のスキルアップの方向性を見極めることができる。

企業カルチャー・社風:
風通しがいいようにはみえるが結局は売上主義なので、意見をだしたいなら売上がみられる。

組織体制・コミュニケーション:
あまりない。良くも悪くもプライベートと仕事は別物の考えのため。

ダイバーシティ・多様性:
基本的にない。

事業の強み:
BtoBの情報サイトを運営しているので、コロナ禍でリアル展示会の開催や対面営業ができない時期も売り上げが下がることはなく、減給などの処置もなかったのは有り難かった。

事業の弱み:
サイトの仕様が時代の変化に対応できていない。
テレワーク推奨でオフィスを持たない企業も増えている最中、弊社サイトに情報を掲載する企業の住所や電話番号の開示が必須とされていたりするのはおかしい。