株式会社エコテック

10期連続で業績を伸ばし続けており、その業績に比例するように社員数も増え続けている。社員の定着率を上げることが当分の課題点であるが、社員教育や研修制度に力を入れ始めている。社員が目標を定められるよう、職能要件の再構築も進めている。トップダウンで行うのではなく、幹部社員が創り上げることでより浸透しやすいものを目指している。
業績が好調の理由としては、挑戦的な社風が挙げられるだろう。メイン事業を骨太にしつつ、今まで経験したことがない分野への参入も果たしている。また、エリアとしても本社のある北海道だけで勝負するのではなく、仙台や埼玉にまで拠点を広げている。数十年先を見据えた大胆な投資を惜しみなく行っている。投資、社員の増強、教育・研修の強化などによって利益面は不安が残るが、行く行くは各拠点が充実し、社員レベルが上昇することによって、その不安を払拭するだけの成果が出てくるであろう。
固定概念に囚われることなく挑戦する姿勢を貫き続けるからこそ、変化が大きい会社と言える。この変化に付いていけない社員は途中でリタイヤしてしまいがちである。その変化量を受け入れ、向上心を持って仕事に取り組む社員に対しては、会社はしっかりと評価をしているように見える。「社員満足主義」を掲げていることからも、「人」を大事にしている。
新型コロナの影響もある中でも、多くの社員が前年比越えを目指している。安定的な企業を求め、挑戦意欲がある人からすると相性の良い会社なのではなかろうか。