取材から受けた会社の印象
印象的だったのは、同社の立ち位置。単に社会課題をビジネスで解決するだけでなく、行政の制度改革や政府への政策提言にまで踏み込もうとしている点が、他社との違いです。
多くの社会課題は、国や自治体の制度だけ、企業の新規事業だけ、地域のコミュニティやボランティア活動だけで解決できるものではないのだそう。
そこで、「全体最適」に挑んでいるのが同社。たとえば「認知症共生」という課題であれば、ある時は中央省庁と一緒に制度をつくり、ある時は認知症当事者に必要な事業を大企業と一緒に開発。ある時は、当事者や家族を支える地域づくりを社会福祉協議会と話し合う…と、関係各所を巻き込み、強みを掛け合わせていると伺いました。
日本中の社会課題に精通し、各方面から解決への道すじを示す「地図」のような立ち位置を取る同社。この企業なら、本当に社会を変えられる――そんな希望を感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■無知の状態から解決案を探る手ごたえ。
様々な課題を扱うため、最初は課題の全貌が見えず、解決が困難に思えるような場合が多いのだそう。ですが、調査を進めたり、課題の当事者の方々に話を聞いたり、支援を試みる団体や専門家の見識を伺ったり…と少しずつ課題を分析していく中で、実態を把握できてくるのだとか。「○○がネックなのかもしれない」「これまではココでつまずいていたのかも」といった仮説が立てられるようになったり、自分が考えたことに対して「そんな仕組みを必要としていた」「この事業なら解決に繋がるかも」といった合意が得られたりした時には、大きな達成感を感じられると伺いました。まだ誰も正解にたどり着いていない領域に挑戦するからこそ、道が開けた時には大きな喜びを感じられるでしょう。
■「すごさ」を「仕組み化」する面白さ。
ヒアリングでは、実際に課題の解決に関して一定の成果を出している団体の方からお話を伺うこともあるのだそう。優良事例を聞いた時に、「すごい人がすごいことをやった」という事実として受け止めるだけでなく、「この行動があったから、成果に繋がったのか」「○○という手順は、誰も踏んでいなかったかも」といった発見ができると、解決への道すじが少しずつ見えてくると伺いました。調査を進める中で成果に繋がる法則を見つけ、“課題解決の仕組み化” ができると、何より嬉しいそうです。
様々な課題を扱うため、最初は課題の全貌が見えず、解決が困難に思えるような場合が多いのだそう。ですが、調査を進めたり、課題の当事者の方々に話を聞いたり、支援を試みる団体や専門家の見識を伺ったり…と少しずつ課題を分析していく中で、実態を把握できてくるのだとか。「○○がネックなのかもしれない」「これまではココでつまずいていたのかも」といった仮説が立てられるようになったり、自分が考えたことに対して「そんな仕組みを必要としていた」「この事業なら解決に繋がるかも」といった合意が得られたりした時には、大きな達成感を感じられると伺いました。まだ誰も正解にたどり着いていない領域に挑戦するからこそ、道が開けた時には大きな喜びを感じられるでしょう。
■「すごさ」を「仕組み化」する面白さ。
ヒアリングでは、実際に課題の解決に関して一定の成果を出している団体の方からお話を伺うこともあるのだそう。優良事例を聞いた時に、「すごい人がすごいことをやった」という事実として受け止めるだけでなく、「この行動があったから、成果に繋がったのか」「○○という手順は、誰も踏んでいなかったかも」といった発見ができると、解決への道すじが少しずつ見えてくると伺いました。調査を進める中で成果に繋がる法則を見つけ、“課題解決の仕組み化” ができると、何より嬉しいそうです。
厳しさ■ステークホルダーの想いを受け止める難しさ。
大企業・官公庁・自治体など、様々な立場の方々と関わる仕事です。そうした中で、「こうしたい」「こんなこだわりがある」という想いを皆さんがそれぞれ抱えているため、調整や交渉に苦戦することも多いのだそう。「社会課題の解決」という譲れない部分を守った上で、企業の要望を受け止めつつ認識のすり合わせを行なうのは、決して簡単な仕事ではないと伺いました。
■壁にぶつかる日々になります。
時には、会議のたびに前回考えた案が全てひっくり返ってしまうほどに、社会課題の解決は容易ではありません。四方八方を壁に囲まれたような状況で道を探っていく過程に、心が折れそうになってしまったり、諦めたくなってしまったりすることもあるそうです。時には「この議論に意味はあるのか?」と疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。そうした困難を乗り越え、課題に実直に向き合う大変さがあります。
大企業・官公庁・自治体など、様々な立場の方々と関わる仕事です。そうした中で、「こうしたい」「こんなこだわりがある」という想いを皆さんがそれぞれ抱えているため、調整や交渉に苦戦することも多いのだそう。「社会課題の解決」という譲れない部分を守った上で、企業の要望を受け止めつつ認識のすり合わせを行なうのは、決して簡単な仕事ではないと伺いました。
■壁にぶつかる日々になります。
時には、会議のたびに前回考えた案が全てひっくり返ってしまうほどに、社会課題の解決は容易ではありません。四方八方を壁に囲まれたような状況で道を探っていく過程に、心が折れそうになってしまったり、諦めたくなってしまったりすることもあるそうです。時には「この議論に意味はあるのか?」と疑心暗鬼になってしまうこともあるでしょう。そうした困難を乗り越え、課題に実直に向き合う大変さがあります。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎社会に対してインパクトを与えたい方
自分の仕事の幅に制限はありません。「“ビジネス” としての範囲を超え、課題の本質に迫りたい」「社会において、本当に価値のある仕事がしたい」と考えている方に向いています。
◎意思を持って行動に移せる方
「これをやりたい」「こんな未来を実現したい」という意思があれば、社内外のメンバーを巻き込み、求心力を持ってプロジェクトを率いることができ、活躍できるでしょう。
自分の仕事の幅に制限はありません。「“ビジネス” としての範囲を超え、課題の本質に迫りたい」「社会において、本当に価値のある仕事がしたい」と考えている方に向いています。
◎意思を持って行動に移せる方
「これをやりたい」「こんな未来を実現したい」という意思があれば、社内外のメンバーを巻き込み、求心力を持ってプロジェクトを率いることができ、活躍できるでしょう。
向いていない人△自分の考えを押し付けてしまう方
「こうしたほうがいい」「こうあるべき」と自分の意見を押し付けてしまうと、仕事は進みません。同社では “対話” を大事にしているため、「相手の考えを受け入れられない方」「自分の意見をブラッシュアップできない方」には不向きです。
「こうしたほうがいい」「こうあるべき」と自分の意見を押し付けてしまうと、仕事は進みません。同社では “対話” を大事にしているため、「相手の考えを受け入れられない方」「自分の意見をブラッシュアップできない方」には不向きです。