服部株式会社の研究開発スタッフ（新薬品の防火分析・試験を担当）◆創業150年以上の安定企業／10日以上の長期休暇有（1257576）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

発がん性が高く、青酸カリより強い毒性を持つダイオキシン。防炎カーテンなどに使用される「ハロゲン系難燃剤」を燃やす際に発生し、自然分解せず大気や土壌に残ります。それを知らず土地を購入した家族は、健康被害に直面することになるのです。

ダイオキシンを生まない難燃剤として使われる原料が、リン（P）。しかし、リンは100年ほどで資源が枯渇すると考えられています。そこで、リンと他の成分を組み合わせるのはどうだろう…といち早く考えたのが私たち。7年かけて、当社独自の「リン系難燃剤」を開発しました。

ベースの薬品は完成したものの、商品化にはまだ手が届きません。そこであなたに、どんな繊維と組み合わせれば高い防火性を発揮するか、見つけ出してほしいのです。薬品を浸した繊維が規定の数値をクリアしているか。火をつけた時に、何時間耐えられるか。火事で燃えない商品を作るため、実験を繰り返します。

そして初めて、ダイオキシンの発生も、資源の枯渇も防げる防火商品が生まれます。その第一歩となる研究を、あなたに委ねたいのです。