取材から受けた会社の印象
近年、国内各地で世界的なスポーツ大会が開催されています。その中で、世界陸上が日本で行なわれるのは2007年の大阪大会ぶり。取材で「陸上競技ならではの魅力とは何か」とお聞きしたところ、「運動の基本である “走る・跳ぶ・投げる” から構成された競技の最高峰」とのことでした。確かに、授業でも一度は経験したことがあるような身近な競技だからこそ、自らの限界にチャレンジするアスリートの凄さが分かるというのは頷けます。
ロジスティクス担当は競技が滞りなく進むよう備品の輸出入などを手がけます。入団希望者の特徴を伺うと、過去に企業・自治体から派遣される等のカタチで国際スポーツ大会やイベントに関わった方などが「もう一度あの熱狂を味わいたい」とおっしゃるケースも多いそう。今回は国立競技場で全日程を通して有観客での開催。そういった意味でも、この大会に特別な想いを持って挑む方が多いのではないでしょうか。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■大会で備品が使用できる「当たり前」を支えられる。
たとえば、短距離走の選手が使用するスターティングブロック、選手のパフォーマンスを0.01秒単位で記録する計測機器、選手の勇姿を世界中に届けるための放送機材…大会で使用されるあらゆる備品の輸出入を手がけます。自身が手続きを行なった備品が大会で使われている様子を目にしたときは、誇らしい気持ちになるはず。選手が懸命に競技に打ち込む。そんな当たり前の姿を支えるのが、ロジスティクス担当の使命なのです。
たとえば、短距離走の選手が使用するスターティングブロック、選手のパフォーマンスを0.01秒単位で記録する計測機器、選手の勇姿を世界中に届けるための放送機材…大会で使用されるあらゆる備品の輸出入を手がけます。自身が手続きを行なった備品が大会で使われている様子を目にしたときは、誇らしい気持ちになるはず。選手が懸命に競技に打ち込む。そんな当たり前の姿を支えるのが、ロジスティクス担当の使命なのです。
厳しさ■些細なことまで気を配った、根気強い調整が求められる。
あらゆるステークホルダーとやりとりし、膨大な種類・数の備品を大会までに準備します。どんな方法で輸送するか、どの経路を使うか、輸入後の運搬はどうするか、大会期間中も含めてまでどこに保管しておくか…。些細なことまで確認し、段取りを組んでおく必要があります。備品は、大会までに確実に用意されて当たり前の代物。それだけに、プレッシャーを感じる場面も多いといえるでしょう。
あらゆるステークホルダーとやりとりし、膨大な種類・数の備品を大会までに準備します。どんな方法で輸送するか、どの経路を使うか、輸入後の運搬はどうするか、大会期間中も含めてまでどこに保管しておくか…。些細なことまで確認し、段取りを組んでおく必要があります。備品は、大会までに確実に用意されて当たり前の代物。それだけに、プレッシャーを感じる場面も多いといえるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人スケールの大きな仕事を経験したい方や、その経験を活かしたい方にとって貴重なチャンスです。中でも特に、多様な価値観・多様性を認め、組織内外の関係者と良好なコミュニケーションを図れる方が求められています。大会を取り巻く環境を理解し、ガバナンス・コンプライアンスへの意識を強く持って取り組める方に適しているでしょう。
向いていない人大会の開催は1年以上先。見通しが立たない事柄も少なくない中で、海外のサプライヤーとの細かな調整を繰り返します。不確定な情報が多い中で物事を進めるのが苦手な方には向きません。また、相手の状況に寄り添いつつも、こちらの意見は表明するといったバランス感覚を持って取り組めない方にもあまり適しません。