取材から受けた会社の印象
近年、国内各地で世界的なスポーツ大会が開催されています。その中で、世界陸上が日本で行なわれるのは2007年の大阪大会ぶり。取材で「陸上競技ならではの魅力とは何か」とお聞きしたところ、「運動の基本である “走る・跳ぶ・投げる” から構成された競技の最高峰であること」とのことでした。確かに、誰もが学校などで一度は経験したことがあるような身近な競技でもあるからこそ、自らの限界にチャレンジするアスリートの凄さが分かるというのは頷けます。
こうした競技の進行を支えるのが、競技運営担当です。この業務を進めるうえで大切なことをお伺いしたところ「アスリートセンタードで考えて調整していくことです」とのこと。アスリートセンタードとは、選手本人が中心にいて、周囲にコーチをはじめとする多くの人が囲んでいる状態があり、その中で互いが成長していくという考え方。選手を支える一員ならではの大きなやりがいがありそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■選手のパフォーマンスそのものを支える仕事。
例えば、ハードル走における準備だけでも考えることは多岐にわたります。「何個のハードルを並べるか」「どの競技の後に実施するか」「いつハードルを並べて、いつ片付けるか」「雨天だった場合はどうするか」「準備にはどれくらいの人数で、どれくらいの時間をかけるのか」……ここまで細かく考えて実行に移すからこそ、選手が懸命に競技に打ち込む姿を見た時には「自分の仕事がこの素晴らしいパフォーマンスにつながっている」と誇らしくなるそうです。
例えば、ハードル走における準備だけでも考えることは多岐にわたります。「何個のハードルを並べるか」「どの競技の後に実施するか」「いつハードルを並べて、いつ片付けるか」「雨天だった場合はどうするか」「準備にはどれくらいの人数で、どれくらいの時間をかけるのか」……ここまで細かく考えて実行に移すからこそ、選手が懸命に競技に打ち込む姿を見た時には「自分の仕事がこの素晴らしいパフォーマンスにつながっている」と誇らしくなるそうです。
厳しさ■急な判断を求められることも多い。
天候や各国のメディアの状況、選手の体調など、予測できないことも多くあります。場合によっては、競技の順番を変更したり、準備の人数を増やしたり、急な判断を求められることも少なくありません。すべてが想定通りにいかない仕事だからこそ、大会がすべて終了するまでは少しも気が抜けないといいます。
天候や各国のメディアの状況、選手の体調など、予測できないことも多くあります。場合によっては、競技の順番を変更したり、準備の人数を増やしたり、急な判断を求められることも少なくありません。すべてが想定通りにいかない仕事だからこそ、大会がすべて終了するまでは少しも気が抜けないといいます。
この仕事の向き&不向き
向いている人スケールの大きな仕事を経験したい方や、その経験を活かしたい方にとって貴重なチャンスです。短期間で進めていく業務のため、工程管理などのマネジメントスキルが歓迎されます。中でも特に、多様な価値観・多様性を認め、組織内外の関係者と良好なコミュニケーションを図れる方が求められています。大会を取り巻く環境を理解し、ガバナンス・コンプライアンスへの意識を強く持って取り組める方に適しているでしょう。
向いていない人各国の時差や放送スケジュール、天候など、様々な要素を考慮して、競技環境の計画を立てていく必要があります。よって、物事を予測するのが苦手な方や、状況に応じた臨機応変な対応ができない方にはあまり適していません。チームをまとめるマネジメント業務を希望されない方にも不向きです。