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取材から受けた会社の印象
トラックの運転といえば、ひとりで黙々と荷物を運ぶ仕事というイメージが湧きます。しかし、同社の宅配スタッフの方々に話を伺ったところ「訪問先でのコミュニケーションがこの仕事の最大の魅力」なのだとか。
生協の組合員様は主婦の方や高齢者の方がメイン。決まったルートで配送するため、仕事以外で普段あまり関わることのない方々と頻繁に話すことができて、関係が築けるそう。「ウチの息子がこの前おつかいデビューしたんですけど…」「週末は公園に出かけたんだけど、暑くなったわねぇ」など、家族の話やその週に起こったことを話すのを楽しみにしている方々がたくさんいるそうです。「いつも持ってきてくれてありがとう」という言葉をもらえると、毎日荷物を運ぶことも苦ではないのだと言います。
ただ荷物を運ぶだけでなく、配送先にある笑顔を見る、生活に触れることができる。そんな同社の仕事の醍醐味を知ることができた取材でした。
この仕事のやりがい＆厳しさ
やりがい経験を積むごとに組合員様との関係性が深まっていく魅力があると言います。最初のうちは「こんにちは」「いつもご苦労様」など挨拶程度のやり取りから始まり、次第に「今日も元気そうね」と体調を気づかってもらったり、「あら髪を切ったの？」と些細な変化に気づいてもらったり。地域密着で働く魅力である“人と人とのつながり“を実感できるやりがいがあるようです。
厳しさ一つひとつの荷物はさほど重くありませんが、毎日60～70件分の荷物を積み込んだり運んだりしていると、腕や腰に疲労が蓄積していくと言います。慣れてくると、「今日は午後の配送数が多そうだから、午前中はペースを飛ばしすぎずにいこう」といった1日の流れや、「12月は、お正月前のまとめ買いで配送量が増えそうだ」といった年間の流れも想定できるようになるそうですが、初めは1件1件の配送に必死になってしまい、夕方にはヘトヘトに疲れていることも多いそう。ペースを掴むまでは、体力的な辛さを感じることもあるでしょう。
この仕事の向き＆不向き
向いている人組合員様との関係性を深めていく地域密着の仕事です。それだけに、お客様と長くお付き合いする仕事に魅力を感じる方、人とコミュニケーションを取るのが好きな方に向いています。また、社員教育に力を入れている同社では、入社後4週間の研修でしっかり“学ぶ”ところからスタートできます。仕事の基本を身につけ、イチから経験を積んでいきたいという方にも最適な環境でしょう。
向いていない人担当地域内での配送業務ですので、さほど大きな変化がある仕事ではありません。それだけに、同じ物事をコツコツ続けるのが苦手な方（飽きっぽい方）には不向きな仕事と言えるかもしれません。
