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取材から受けた会社の印象
レーザー溶接を中心に、さまざまな金属製品の加工・補修を手がける同社。ハイレベルな技術を扱う企業だからこそ、「教える環境」を大切にしているのだそうです。
その特徴のひとつが、指導する際の和やかな雰囲気。「見て覚える」という職人気質なスタイルだけではなく、「気軽に質問できる雰囲気」を作り上げることで、スピーディーなスキルアップを可能にしていると語っていただけました。
見学させていただいた豊田工場も、上下関係には気を遣いながらも、スタッフ同士とても仲が良さそう。不安なことがある場合には直接社長に電話をすることもできるのだそうです。実際、豊田工場のスタッフは、全員が中途入社でイチから技術を習得した方ばかり。こうしたサポート体制が整っている環境だからこそ、未経験から新しい仕事に挑戦するにはピッタリなのではないでしょうか。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい同社に依頼されるのは、本当に「替えの効かない製品」が多いのだとか。例えば、機械部品の金型。もしこれが破損して使えないとなれば、その日に製造する予定だった何千・何万という製品が全てダメになってしまうのだそうです。だからこそ、修理が完了した時のお客様の喜びはかなりのもの。「東洋化工さんでダメだったら、諦めなくちゃならなかった」と言われることも、決して少なくないそうです。こうした環境だからこそ、自分の技術が認められ、お客様の期待に応えられるやりがいがあると言えるでしょう。
厳しさ同社が補修を請け負う金型は、重い物であれば15トンにもなるのだとか。そのため、クレーンを使って金型を運ぶのだそうです。また、同社の扱うレーザー溶接は、0.1ミリの精度を求める精密な技術。長時間同じ体制のまま、顕微鏡を見ながら細かい作業を続けなくてはならないため、体の負担がどうしても大きくなってしまう厳しさがあるとのことでした。
この仕事の向き&不向き
向いている人レーザー溶接は、顕微鏡を使用して細部を調節していく精密な技術。だからこそ、プラモデルのような細かい作業が好きな方や、長時間作業が苦にならない忍耐力のある方に向いています。また同社では、クライアントとの打ち合わせも技術者が行なうとのこと。そのため、人と話すのが得意という方であれば、より活躍できることでしょう。
向いていない人金型を補修する際には、「どんな形にするか」といった要望を、クライアント先の担当者と直接話し合うことで詰めていくのだとか。そのため、技術だけを追求したい方や、人と話すのが苦手という方には向かない仕事かもしれません。