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取材から受けた会社の印象
同社の所属する木下グループは、大正11年(1922年)創業。日本の洋酒業界で最も古い歴史を持つ会社の一つだそうです。現代と違って当時は洋酒の輸入が自由にできる時代ではなく、政府から外貨を割り当てられた事業者だけの特権でした。その数少ない事業者が同社だったそうです。
それから長い年月をかけて成長を続けてきた同社。現在では単なるワイン輸入商社ではなく、ワインメーカーとしての顔も持ち合わせています。日本を代表するワインの産地である山梨・甲府市には『シャトー酒折ワイナリー』を開業し、2018年よりマデイラワインを輸入する『マデイラジャパン』を設立。また、ポルトガル・マデイラ島のヴィニョス・バーベイト社とは資本関係を締結しています。ワインの作り手として生産者に近い目線で話ができることも営業の強みになるとのことです。
新たな挑戦にも積極的な同社。盤石な経営基盤に守られながら、腰を据えて働ける環境でしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがいヨーロッパを中心に世界各国の良質なワインを扱う同社。なかでもポルトガルワイン、マデイラワインの輸入量は日本トップを誇ります(2023年・食品産業社『輸入酒銘柄別ランキング』ポルトガルワイン/マデイラワイン部門)。その取扱量にはプロも驚くほどで、「こんなに美味しいワインがあるとは」「この生産者のワインを飲んでみたかったんだ」といった言葉をいただける機会も多いそうです。
知る人ぞ知るワインを扱うため、紹介したワインを知らなかった方々から「これはおいしい」と評価され、取り扱っていただけるようになると、大きな達成感が得られるでしょう。また仕事上、業界ではレジェントと呼ばれるような生産者など、著名な方々や普段の生活ではなかなかお目にかかれないような方と接する機会もあるそう。このように、ワインを通じて人の輪が広がっていくのも、この仕事ならではのやりがいと言えます。
知る人ぞ知るワインを扱うため、紹介したワインを知らなかった方々から「これはおいしい」と評価され、取り扱っていただけるようになると、大きな達成感が得られるでしょう。また仕事上、業界ではレジェントと呼ばれるような生産者など、著名な方々や普段の生活ではなかなかお目にかかれないような方と接する機会もあるそう。このように、ワインを通じて人の輪が広がっていくのも、この仕事ならではのやりがいと言えます。
厳しさ取り扱う商品は実に様々で、200種類以上に及ぶそう。価格で言えば1本数百円程度のフルーツワインから、数十万円もするビンテージもののワインまで。産地で言えばポルトガル、フランス、ニュージーランド、日本など世界各地。また、同社で取り扱いの多いポルトガルは、世界で最も土着品種の多い国の一つと言われており、それだけ覚えるべき産地や品種の知識は多岐にわたることは覚悟しておいた方がよいでしょう。
さらに、扱う商品が多いゆえ顧客層も様々です。高級レストランのソムリエに対しては、プロに通用するだけの知識を持って提案する必要がありますし、一方で低価格を売りにしているバル、スーパー、量販店などに対してはコストと味のバランスが見合った商品をご紹介する必要があります。相手のニーズを的確に捉えた提案をするためには、それ相応の勉強が不可欠。奥の深い世界ですから、何年経っても勉強漬けの毎日が続いていきます。
さらに、扱う商品が多いゆえ顧客層も様々です。高級レストランのソムリエに対しては、プロに通用するだけの知識を持って提案する必要がありますし、一方で低価格を売りにしているバル、スーパー、量販店などに対してはコストと味のバランスが見合った商品をご紹介する必要があります。相手のニーズを的確に捉えた提案をするためには、それ相応の勉強が不可欠。奥の深い世界ですから、何年経っても勉強漬けの毎日が続いていきます。
この仕事の向き&不向き
向いている人食やワインに興味があることはもちろん、「まだ日本では知られていない良質なワインを広めたい」という同社の考えに共感し、積極的に顧客にアプローチできる方は活躍できるでしょう。顧客は若手から年輩まで幅広い年齢層の方々がいるため、誰とでも物怖じせずコミュニケーションが取れる方が向いていそうです。
向いていない人営業職として売上最大化のための行動が求められます。入れ替わりの激しい飲食業界を相手にしているため、突然取引先が閉店することも。常にアンテナを張って、新しい取引先を開拓していこうという意欲に欠ける方には、同社で活躍するのは難しいかもしれません。