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取材から受けた会社の印象
「授業の様なプログラムより、日常生活に即した取り組みを重視する」といった点が特徴的な同社。今年8月にオープンする新施設でも、この姿勢は変わらないと言います。
その理由を代表の半田さんに伺うと「親御さん亡き後まで、考えているからです」という答えが返ってきました。確かに子どもたちもやがて大人になり、自立することを考えると、生活を営む力は不可欠と言えるでしょう。
半田さんは元々、重度の障がい者を支援する施設での経験を経て「放課後等デイサービス」で子どもたちを支援する仕事をはじめました。障がいを持つ大人の方々も見てきたからこそ、こうした考えを持つに至ったとも言えるでしょう。
今回の独立・新施設のオープンもその考えをより色濃く実現するための決意。前に在籍していた施設のスタッフさんも一緒に新施設に移ります。こうしたスタンスに共感できる方なら、きっとやりがいを持って働ける施設になるはずだと感じた取材でした。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい◆子どもたちの変化や成長を見られた瞬間の、嬉しさ
新しく施設に来てくれた子どもが、自分たちの名前を覚えてくれた。「遊んで、遊んで」と自分の感情を示すことができるようになった。いつの間にか、料理などできることが増えていた。そんな瞬間が日々の中にたくさんあります。保護者さんから、驚きや喜びの声をいただくことも少なくありません。「この前、家で急におにぎりを作りだして、ビックリしたんです」といった具合。そんな時は、嬉しさを分かち合えた気持ちになるそうです。
こうした成長を促すには、子どもたち一人ひとりの個性を見つめることが大事だそう。たとえばはじめは感情表現に乏しかった子どもも、よく見てみると「歳下の子と絵を描いたりしている時は、しっかり“お兄さん”しているな」と、良い所が見えてきます。そこを見逃さず、褒めてあげたり、そうした機会を増やしてあげることで、徐々に感情表現が豊かになったり、できることが増えていったりするそうです。
新しく施設に来てくれた子どもが、自分たちの名前を覚えてくれた。「遊んで、遊んで」と自分の感情を示すことができるようになった。いつの間にか、料理などできることが増えていた。そんな瞬間が日々の中にたくさんあります。保護者さんから、驚きや喜びの声をいただくことも少なくありません。「この前、家で急におにぎりを作りだして、ビックリしたんです」といった具合。そんな時は、嬉しさを分かち合えた気持ちになるそうです。
こうした成長を促すには、子どもたち一人ひとりの個性を見つめることが大事だそう。たとえばはじめは感情表現に乏しかった子どもも、よく見てみると「歳下の子と絵を描いたりしている時は、しっかり“お兄さん”しているな」と、良い所が見えてきます。そこを見逃さず、褒めてあげたり、そうした機会を増やしてあげることで、徐々に感情表現が豊かになったり、できることが増えていったりするそうです。
厳しさ◆時には、子どもたちへの対応に困ってしまう場面も
障がいを持つ子どもたちは、時に予測できない状態になることもあります。たとえば「おやつをもっと食べたい」「もっと、外で遊びたい」といったキモチが満たされず、興奮状態やパニックに陥ってしまうといったケースもあります。中には高校生や男子など力がつよい子どももいますので、危険を防ぐために動きを止めようにも力が必要だったり、スタッフさん側としても怖い思いをする場面もあります。
もちろん、そうした状態にならないようできる限りの配慮をするわけですが、やはりこうした事態はゼロにはできません。障がいを持つ子どもたちと接する以上、こうした事態に対する覚悟は必要です。
障がいを持つ子どもたちは、時に予測できない状態になることもあります。たとえば「おやつをもっと食べたい」「もっと、外で遊びたい」といったキモチが満たされず、興奮状態やパニックに陥ってしまうといったケースもあります。中には高校生や男子など力がつよい子どももいますので、危険を防ぐために動きを止めようにも力が必要だったり、スタッフさん側としても怖い思いをする場面もあります。
もちろん、そうした状態にならないようできる限りの配慮をするわけですが、やはりこうした事態はゼロにはできません。障がいを持つ子どもたちと接する以上、こうした事態に対する覚悟は必要です。
この仕事の向き&不向き
向いている人子どもや保護者の方々に、安心感を与えるような接し方を心がけられる。そんな思いやりを持った方が活躍できる仕事です。資格や経験はもちろん大事な要素ではありますが、やはり実際に相手への接し方がイチバンのキモです。子どもたちが何を喜び、何をいやがるのか、保護者の方は何を心配されているのか。そうした相手のキモチを汲み取ろうと考えながら働けることが、活躍にもっとも大切なことだと同社は考えています。
向いていない人自分の考え方や、やり方に固執してしまう方は向いていません。子どもたちのケアはチームで連携して行なっていくものです。仲間の意見に耳をかたむけ、みなで取り組みや子どもたちのケア方針を決めていったり、助け合いをしていくことが大切になります。そのため、チーム意識を持って働くことが必要なのです。