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取材から受けた会社の印象
「町のお肉屋さん」として、京都から関西一円に安全・安心なお肉を届けている同社。2014年設立と若い会社ながら、既に6店舗のスーパーの精肉部門を担当。同社とお付き合いのあるお客様から、新たなスーパーを紹介されることも多いのだそうです。ではなぜ、同社はこれほどの実績を残せているのでしょうか。
その理由を伺うと、「地域一番の品質・安さにこだわっているからです」とのお答え。なんでも同社の代表・木崎さんは、食肉業界歴20年以上の大ベテラン。18歳の頃から誠実な対応をし続けてきたことで、仲卸業者との信頼関係が築けており、良い肉を安く仕入れられるのだそうです。実際に、同社の売上実績を聞いた他のスーパーさんが「ウチの店舗もぜひお任せしたい」と依頼するケースも珍しくないのだとか。安定した経営基盤を持ち、この先も新規出店が期待される同社なら、将来の心配なく活躍できそうだと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい約7割を国産にするなど、質にこだわったお肉を安く提供している同社。お客様からは、「前買ったお肉がとても美味しかったから、また買いにきたわ」と言って頂ける機会も多いのだそうです。ただ、いくら質の高い肉でも、それを最大限に引き立てるのは加工スタッフの腕次第なのだとか。例えば、すじや余計な脂を丁寧に削ぐには熟練の技術が求められるそうです。また、同じブロックでも肉質・脂質・繊維が微妙に違うため、それにあわせ切り方や包丁の角度も変えるとのこと。「食肉加工の世界はとても奥が深く、切り方次第で美味しさが全然違います。だからこそ面白く、お客様から美味しいと言われた時には、すごく報われますね」と仰っていました。
厳しさ「安全・安心なお肉を提供すること」を何より大切にしている同社。特に肉の温度管理を徹底しており、冷蔵庫内で作業することも多くあるとのこと。そのため、冬の時期は寒さがかなり堪えるのだそうです。また、基本的に一日中立って仕事をすることになるので、慣れない内は足がパンパンに張ることもあるのだとか。「体力的な負担を感じることもある」ということを事前に理解していないと、実際の業務とのギャップに戸惑うかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人肉を薔薇の形に見えるよう綺麗に盛り付けたり。高級感を出すために、食用花などで飾り付けたり。その他にもPOP作成や特設コーナーの設置など、大きな裁量で進められるので、「自分のアイデアを活かしたい方」にピッタリです。また、肉を美味しさを引き出す加工の仕方は誰にでもできるわけではないため、同社で技術を習得すれば大きな武器になります。「一生役立つ手に職をつけたい方」にも向いているでしょう。
向いていない人お客様の口に入るモノなので、徹底した衛生管理が求められます。また、肉の盛り付け方や売場への陳列方法が良くないと、売上にも影響してしまいます。「丁寧な対応が苦手で、雑な仕事をしてしまう方」「品質や衛生管理の意識が薄い方」には向いていません。