動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
編集室をのぞくと、静かな室内に響く“カタカタ”という機械を操作する音。編集部の方々は、このように1日中黙々と目の前の文字や映像と向き合っています。孤独なように思えますが、実はコミュニケーションは多く、そして編集室での過ごし方も自由なことが取材で分かりました。同じ部屋には常にディレクターや編集のメンバーがおり、作業がひと段落すれば皆で話をすることも、仕事終わりに飲みに行くことも多いのだとか。また、空き時間ができた際には、お菓子を食べる人、漫画を読む人、ゴルフの素振りをする人。と、皆さん思い思いの時間を過ごされているそうです。他にも、作業が早く終わればその時間で帰ったり、人が足りている場合は急遽休みになったりすることもあるとのこと。黙々と進めるからこそ、ストレスも多いであろうこの仕事。人と話したり作業以外の時間で適度にリフレッシュしたりすることが、長く続ける秘訣と言えそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい最初のうちは、読みにくい、無機質、といったテロップになってしまうとのこと。しかし、だんだんと「ここだけフォントを大きくして、書体も筆文字っぽくしたらインパクトあって面白いかも」などと工夫を凝らせるようになるといいます。感性を働かせて作ったテロップを先輩やディレクターに「味出てるね~」と認めてもらえたときは、つい笑みがこぼれてしまうそうです。また、一つの番組を任されるようになり、エンドロールに自分の名前が流れる瞬間は、何度経験してもテンションが上がるのだとか。毎週放送されるレギュラー番組が多いので、友人や家族から「名前見たよ!」「頑張ってるね」と連絡をもらう機会もよくあるといいます。
他にも、お話を伺った仁部さんによると、制作会社のディレクターから「仁部さんの色使いすごい好きなんですよね」「テロップのおかげであのカットめっちゃ面白くなりました」と言われたり、直接指名で仕事を依頼されたりすることもあるのだとか。指名を受けることはめずらしくないそうで、その度に誇らしい気分になれるとのことでした。
他にも、お話を伺った仁部さんによると、制作会社のディレクターから「仁部さんの色使いすごい好きなんですよね」「テロップのおかげであのカットめっちゃ面白くなりました」と言われたり、直接指名で仕事を依頼されたりすることもあるのだとか。指名を受けることはめずらしくないそうで、その度に誇らしい気分になれるとのことでした。
厳しさひとりで1日に300枚ものテロップを作成します。さらに、一つひとつ漢字とひらがなの大きさが同じに見えるよう調整したり、1mm単位で文字と文字の間隔をつめたり、同じ文章の中でも単語ごとにフォントや色を変えたりなどもしていくため、朝10時から作業を始めても、終わるのは基本22時過ぎ。また、時期にもよりますが週に1~2回は日付が変わるまでに作業が終わらず、徹夜になることもあるといいます。襲ってくる睡魔に絶えながらじっとPCと向き合い続けなければならないのは、体力面だけでなく、精神的にも追いやられることでしょう。目が疲れたり肩が凝ったりすることはもちろん、頭痛や気分の悪さに苦しむ場面も多いかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人1日中PCと向き合い続けて作業をするため、外に出たい方よりも黙々と集中することが得意な方にピッタリでしょう。とはいえ、編集担当や外部のディレクターなどとコミュニケーションをとることも多いため、対人折衝に苦手意識のない方に向いています。
向いていない人業務の進捗に合わせて帰りがとても遅くなったり、逆に急に休みになったりと、コントロールの難しいお仕事です。プライベートを大切にしたい方や、「仕事はお金を稼ぐためだけにするものだ」と考える方には向きません。