取材から受けた会社の印象
1969年の設立以来、今日まで安定した経営を続けているという同社。年間400件ほどの依頼が毎年コンスタントに入ってくるといいます。それは一体なぜなのでしょうか?
まず消防設備業界自体が、景気に左右されない安定した構造だから、ということがあります。消防設備の点検は短いスパンで定期的に行なうことが法律で決まっているため、街に建物がある限りニーズは絶えないのです。
それに加えて同社は、長く地域密着型の経営を行なってきたため、地元川崎を中心に強固なコネクションを築けているという強みもあります。中には祖父の世代から3、40年にわたる長い付き合いをしているところもあるのだとか。「大掛かりな工事は外注したけど、点検については引き続き川崎防災さんにお願いしたい」と頼まれることも多いそうです。
安定したニーズを得られる業界構造に加え、お客様との厚い信頼関係も築けている同社の経営は、今後も揺らぐことはなさそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■人々の“安全な生活”を守っている誇らしさ。
人々が暮らすマンションやアパートの設備管理がメインの仕事。火災報知器や消火器がちゃんと作動するか、異常がないかなどを日々点検することで、いざというときの人々の安全を守ることができます。「大勢の人たちの当たり前の暮らしを守っているんだ、という誇りを感じられる」というお話が印象的でした。
また、点検後には、オーナー様から「いつもありがとうね」「また次もよろしくね」と感謝の言葉をもらえることもあるのだとか。そうした際は、「人の役に立つことができた」と実感できて、嬉しくなるそうです。
人々が暮らすマンションやアパートの設備管理がメインの仕事。火災報知器や消火器がちゃんと作動するか、異常がないかなどを日々点検することで、いざというときの人々の安全を守ることができます。「大勢の人たちの当たり前の暮らしを守っているんだ、という誇りを感じられる」というお話が印象的でした。
また、点検後には、オーナー様から「いつもありがとうね」「また次もよろしくね」と感謝の言葉をもらえることもあるのだとか。そうした際は、「人の役に立つことができた」と実感できて、嬉しくなるそうです。
厳しさ■国家資格取得に向け、勉強していく大変さ。
消防設備の点検を1人でできるようになるためには、国家資格である「消防設備士」の資格取得が必要になるそうです。勉強をする中で、普段聞き慣れない専門用語なども多く出てくるとのこと。仕事の傍ら、資格取得に向けてコツコツと勉強に取り組む大変さがあるようです。
消防設備の点検を1人でできるようになるためには、国家資格である「消防設備士」の資格取得が必要になるそうです。勉強をする中で、普段聞き慣れない専門用語なども多く出てくるとのこと。仕事の傍ら、資格取得に向けてコツコツと勉強に取り組む大変さがあるようです。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎責任を持って仕事に向き合える方
もし点検時に設備不良などの見落としがあると、いざというときに正常に作動せず、多くの人々の安全が脅かされてしまう可能性があります。そうならないためには、ミスや漏れのないよう丁寧に作業を進めていくことが大切。自分の仕事に責任を持って取り組める方に向いています。
もし点検時に設備不良などの見落としがあると、いざというときに正常に作動せず、多くの人々の安全が脅かされてしまう可能性があります。そうならないためには、ミスや漏れのないよう丁寧に作業を進めていくことが大切。自分の仕事に責任を持って取り組める方に向いています。
向いていない人△1人で黙々と作業をしていたい方
点検時にはマンションの居住者に挨拶をしたり、オーナー様と会話をしたりする機会があるそうです。コツコツと進められる作業がメインにはなりますが、基本的なコミュニケーションは必要になるとのこと。人とかかわらない仕事がしたいという方には向いていません。
点検時にはマンションの居住者に挨拶をしたり、オーナー様と会話をしたりする機会があるそうです。コツコツと進められる作業がメインにはなりますが、基本的なコミュニケーションは必要になるとのこと。人とかかわらない仕事がしたいという方には向いていません。