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取材から受けた会社の印象
明治10年の創業以来、140年以上にわたって書籍の製本事業を手掛けている同社。斜陽産業とされている出版・印刷業界ですが、同社が安定経営を続けている裏側には、大きな強みがありました。
作業場にズラリと並ぶ書籍の中には、有名な書籍や話題のコミックスも。このような書籍があるのは、誰もが知る大手出版社が取引先の中心だから。60年以上の付き合いがあり、継続した依頼が安定性につながっています。さらに、ラッピングの機械(シュリンク)や最新の接着機械といった設備投資にも力を入れているそう。現状を維持するだけでなく、時代に応じて進化する姿勢が信頼にもつながっていました。
そんな同社の工場は、大きな4階建ての建物。「ここから日本全国の書店に届けられるんです」というお話を聞き、スケールの大きさを実感しました。強みを活かし、業界で安定的なポジションを確立している同社でなら、腰を据えて働けるのではないでしょうか。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■携わった書籍に仕事の軌跡が残る
同社で製本された書籍には、『製本:若林製本工場』の印字が入ります。自分が製本した本を書店で見つけ、最後のページに記された社名を見ては、誇らしい気持ちになるんだとか。ベストセラーの書籍や人気コミックスの製本を手掛ける機会も多いことから、「自分が出版業界を支えている」という喜びをたびたび実感するそうです。
同社で製本された書籍には、『製本:若林製本工場』の印字が入ります。自分が製本した本を書店で見つけ、最後のページに記された社名を見ては、誇らしい気持ちになるんだとか。ベストセラーの書籍や人気コミックスの製本を手掛ける機会も多いことから、「自分が出版業界を支えている」という喜びをたびたび実感するそうです。
厳しさ■立ち仕事に負担を感じることも
製本作業は基本的に立ち仕事です。扱う書籍は1日あたり数万冊あり、中には分厚くて重い紙を使用しているものもあるそう。そのため、腕や肩、足腰に疲れが溜まるなど、慣れないうちは体力的な厳しさを感じるかもしれないとのことです。
製本作業は基本的に立ち仕事です。扱う書籍は1日あたり数万冊あり、中には分厚くて重い紙を使用しているものもあるそう。そのため、腕や肩、足腰に疲れが溜まるなど、慣れないうちは体力的な厳しさを感じるかもしれないとのことです。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎本に囲まれた空間が好きな方
ズラリと本が並ぶ環境であることはもちろん、本の完成に携われる醍醐味を実感できる仕事です。作業場にはこれから世に出る書籍が並んでいるため、有名作家の新作などを誰よりも先に手に取ることも可能。本好きにはたまらない環境です。
◎シンプルワークを黙々と進められる方
製本は同じ業務をひたすら繰り返す、職人気質な仕事です。単純作業を黙々とこなすことが得意な方にはピッタリでしょう。
ズラリと本が並ぶ環境であることはもちろん、本の完成に携われる醍醐味を実感できる仕事です。作業場にはこれから世に出る書籍が並んでいるため、有名作家の新作などを誰よりも先に手に取ることも可能。本好きにはたまらない環境です。
◎シンプルワークを黙々と進められる方
製本は同じ業務をひたすら繰り返す、職人気質な仕事です。単純作業を黙々とこなすことが得意な方にはピッタリでしょう。
向いていない人△基本的な報・連・相が苦手な方
機械の調子が少しでもおかしいと感じたら報告し、製造ラインの大きな音にかき消されないよう「ストップ!」という声がけが必要とのこと。報告、連絡、相談が基本なので、異変に気づいても「なんとかなるだろう」で済ませてしまう方には、不向きといえるでしょう。
機械の調子が少しでもおかしいと感じたら報告し、製造ラインの大きな音にかき消されないよう「ストップ!」という声がけが必要とのこと。報告、連絡、相談が基本なので、異変に気づいても「なんとかなるだろう」で済ませてしまう方には、不向きといえるでしょう。