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取材から受けた会社の印象
機器装置やプラントを、粉粒体や化学材料を取り扱う会社に提供している同社。お客様のご要望に合わせてオーダーメイドでつくっているため、高めの値段設定でもお客様から信頼を得やすいのが特徴の一つ。実際に、同事業を行なう企業が愛知県内に7万社以上ある中で、同社の営業利益率はなんと75位。高い利益率があるからこそ、景気に左右されない安定経営を維持できているようです。
そして、それらの業績は、社員の皆さんにも積極的に還元しているとのこと。基本的に毎年3%~5%ほど給与が上がっている社員がほとんどだそう。リーマンショックなどの際にも、景気悪化に負けず3%の昇給を行なってきたとのお話でした。
そのため同社では、勤続年数10年ほどの社員は、ほとんどが年収600万円以上。中には年収860万円の方もいらっしゃるようです。高い安定性と収入面の安心を兼ね備えている同社であれば、将来の不安なく過ごすことができそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい営業の客先訪問に同席して、お客様の声に合わせた様々な提案をすることができます。例えば、粉粒体に熱処理を加えるための機械についての打ち合わせに同席した際、従来の機械では、真空状態を作りその中に粉粒体を入れることで、化学反応を起こし熱を加えていました。しかし真空状態である分、熱の伝わり方が遅くなってしまいます。「どうしても、場所によってムラが出てしまう」と相談を受けたそう。そこで、営業と話し合いながら「真空状態の中で粉粒体を細かく動かせば、均等に熱が入り、熱が伝わるスピードも速くなるのでは」と考案。そしてそれを実現する機械を実際に設計し、無事に完成してお客様に提供できたそうです。設計の業務だけでなく、お客様の声を反映させた提案もできるのが、同社の機械設計ならではのやりがいとのことでした。
厳しさ特に入社直後には、図面づくりの難しさに直面することもあるのだとか。例えば、ただ注文通りの商品を形づくれるように設計するだけでなく、「旋盤でどのように削るか」「溶接ではどれくらいのひずみにするか」といったこと、さらに工場の設備などを踏まえたうえで設計していくそうです。配慮するべきことがたくさんあり、その習得には何年もかかるのだとか。一朝一夕にはいかず、難しさを感じることもありそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人全てオーダーメイドで手がけており、かつ「お客様との打ち合わせ」といった上流から携われる環境です。モノづくりの醍醐味を味わえる仕事を探している方にピッタリです。
向いていない人行なうのは設計だけでなく、打ち合わせから納品立ち合いと多岐にわたります。「設計だけを行なえばOK」というわけではなく、プロジェクトの成功のために必要とされる役割を担うことになります。そのため、責任感の無い方には不向きです。