動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
陸路あるいは空や海を通じて運ばれてきた貨物がそこに集まり、JRの鉄道網を使って各地に輸送されていくのだと伺いました。いわば、セキュリティスタッフが守るのは、施設であり、物流インフラ。その役割をお聞きして、まさにJR貨物グループならではの仕事だと感じました。スケールの大きな施設を支えている。働いているうちに、そんな誇らしい気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。また、取材では教育制度がきちんと整えられていたのも印象に残りました。業界や職種知識は警備会社が主催する研修で身につけられますし、業務に必要な資格の取得に向けた研修も受けられます。現場配属後はOJT研修で仕事の流れや進め方をレクチャーしてもらえるそうですので、知識がまったくない方も困ることはないと思いました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい2019年9月に関東に上陸した台風15号。観測史上最強クラスの台風はセキュリティスタッフが働く施設を襲ったそうです。まさに非常事態というべき状況でしたが、そんなときだからこそ「自分たちがこの施設を守らなければ」という使命感がこみ上げてきたとのこと。対処できることは限られているものの、施設の安全を託された存在として台風による被害をおさえるために力を尽くしたそうです。周りにも、自分にも誇れる仕事をしている。そんなやりがいが感じられるとのことでした。
厳しさ9:00~翌9:00のシフトもあれば、18:00~翌9:00のシフトもあります。特に前者のシフトは拘束時間が24時間におよぶ長丁場。8時間分の休憩が設けられていますが、慣れないうちは勤務が終わった後にドッと疲れが出るでしょう。シフトによって始業時間も違いますから、不規則な生活リズムの中で体調を整える難しさを感じるかもしれません。しかし、欠勤すれば代わりに入ったスタッフに大きな負担を与えてしまいます。周りに申し訳ないという思いをしなくてすむよう、自分なりの調整方法を確立する必要があるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人施設で働く仕事ですが、その施設にはさまざまな貨物が集まります。物流が滞ると多くの企業に影響が出ますから、監視や巡回などの業務をキッチリと遂行することが重要です。責任感を持って働ける方にぴったりの仕事といえるでしょう。各業務にはマニュアルがありますので、ルール順守を心がけられる方にも向いています。
向いていない人業務では、必要に応じて防災センターや本社の社員などと連携を取ります。鍵の受け渡しや緊急連絡先の共有なども日常的に発生しますので、1人で黙々と働きたい方には向いていません。周囲との連携が重要となる業務特性上、ものごとを勝手に判断して進めてしまう方も適性が低いといえるでしょう。