取材から受けた会社の印象
日本を代表する都市の1つでもある福岡市。そのエリアを担当する消防設備士にはどのような魅力があるのでしょうか。今回入社する方の先輩となる岡本さんに取材してきました。
すると、挙げていただいたのは携わる建物にひもづく魅力です。大都市である福岡市には有名な商業施設がたくさんあり、空港やドーム球場など大勢が利用する建物が点在しています。そうした施設の工事に親会社である能美防災が関わっているケースが多く、同社の消防設備士はランドマークになるような施設に足を運ぶことが珍しくないそうです。
そのため、人気施設の裏側をのぞけるのが楽しみの一つだとか。現場に足を運んだ際、設備の設置場所などを検討するために施設のあちこちを見回るそう。一般人が立ち入れないエリアにまで足を運ぶため、「裏側はこんな風になっていたんだ」と心を動かされる瞬間があるそうです。取材を通じ、非日常的な体験ができる仕事であることを知りました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい消防設備士の資格に留まらず、それ以外にも電気工事士や管工事施工管理技士などの資格取得が目指せる仕事です。業務に関連する資格は全部で8種類ほどあるそうで、既存社員の方々はその取得を目指して日々知識習得に取り組んでいます。資格を取れば対応の幅も広がるそうで、自らの知識が高まっている実感も持てるとか。知識が豊富になるほど協力会社からの信頼も増すため、頼られていると感じるシーンも増えていくでしょう。
厳しさ施設によっては閉館している夜間や休日にしか作業ができないところもあります。作業現場の確認を日中に行なうなどスケジュール調整はできるそうですが、それができなければ夜間・休日の対応が発生することになるでしょう。相手の要望を受け止めるだけではなく、自身の希望をハッキリ伝えることが休日出勤を生まないコツ。スケジュール調整は各自に任されているため、夜間・休日対応をなくせるかは自分次第の部分もあります。
この仕事の向き&不向き
向いている人入社後に消防設備士などの資格取得を目指すため、前向きな姿勢で勉強に取り組める方に向いています。手に職をつけたい方、安定した将来を実現したい方などにぴったりの仕事といえるでしょう。協力会社と連携して仕事を進めますので、信頼関係を大切にできる方なども適性が高いと思います。
向いていない人多くの現場を管理するため、複数の工事が同時並行で進むケースも少なくありません。現場とのスケジュール調整は自身で行なうため、計画的にものごとを進めるのが苦手な方にはマッチしないでしょう。マルチタスクを苦にする方にも向いていません。