動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
独立行政法人は、国が直接行う必要がない事業を効率的かつ効果的に実施するために存在する法人です。都市再生機構に関して言えば、国土交通省が所管する組織。いわば公平・中立な立場で仕事をする法人です。そのため、取材前は「堅い雰囲気なのかな…」と身構えていました。
しかし、取材で採用担当の方々にお話を伺うと、印象は大きく変わりました。採用に関する内容をエン・ジャパンと協議しているときも「こういうやり方はどうでしょう」「これなら応募してもらえますかね」と、一緒にどうしたらいいかを考えさせてもらえました。
公平・中立な組織なので、業務には細かい取り決めやルールが多いそうです。ただ、その中で職員同士、そして外部パートナーと「より良くしていこう」という協力体制をつくり、工夫しながら進めているとのこと。それが、UR都市機構の職員の方々の雰囲気が柔らかかった理由のようです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい少子高齢化や地方都市の再生といった課題に対して、URに求められる役割が何かを考え、企画・提案することができ、自分の思いやこだわりを形にすることができます。また、団地の管理や修繕では設備等の機能を維持しつつ工事を進めなければならない難しさはありますが、団地毎に工夫をして進めることでスキルを高められる環境でもあります。さらに、ジョブローテーションによって幅広い分野に精通したプロフェッショナルへと成長することが可能です。
厳しさ設計や工事そのものは設計事務所やゼネコンなどの専門事業者に協力していただきながら実施しており、多くは公募によりその事業者を決定しているそうです。公募するにあたって、具体的な内容が事業者に伝わるような仕様書の作成も重要になります。ただ作成するのではなく、実現したいことを考える企画力、予算を設定する能力が必要です。さらには、設計図や工事内容が適正であるかを判断し、意図した内容を関係者と調整し、実現に導くための技術力も必要となります。一筋縄にはいかない一連の業務に難しさを感じる場面が多々ありそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人建築物単体だけではなく、「まちづくり」という大きなスケールの中で設計事務所、施工業者、管理会社などで働いた経験を活かせます。培ってきた経験を活かして、ハイレベルな仕事に挑戦したい方に向いています。
向いていない人UR都市機構では3年を目安にジョブローテーションがあるそうです。担当プロジェクトが変わることはもちろん、異なる事業分野や異なる業務内容を担当することも珍しくありません。そのため、「ずっと同じ仕事をしていたい」という方には向かないでしょう。