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取材から受けた会社の印象
京都大学の子会社である同社。取材前には「京都大学出身の方が多いのでは?」「理系出身しか活躍できないのでは?」というイメージを抱いていました。しかし、取材後にはこの印象が大きく変化したのです。
研究への理解が求められるため、理系出身者であれば学生時代の学びを活かせる機会も多いそう。しかし、文系出身者も企業に研究の魅力をプレゼンする力、技術の優位性を簡潔にまとめる文章力などを活かしているとのこと。また、実は取材に応じてくださった先輩社員の方も文系出身なのだとか。大豆由来の成分を含むサプリメント『冴えるダイズ』や防災支援システム『ドシャリスク』などの実用化に携わるなど活躍されています。
また、京都大学に限らず様々な大学出身の社員がいらっしゃるそう。出身大学や学部で制限することなく、意欲や人間性を重視した採用を行なっているとのことでした。
同社でなら、経験を存分に活かして働けそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■世に出ていない研究を知ることができる面白さ
研究に目星をつけた後は、大学の権利化スタッフと共に研究者に話を聞きます。まだ世の中に知られていない研究を研究者直々に教えてもらえ、発見した成分について黒板を使って説明していただいたり、素材の特徴である“強度の高さ”について模型を用いて教えてもらったりするそう。まるで「大学の授業」を受けている感覚だと言います。一流大学の研究者に教えていただく点はもちろん、今後、世の中を変える可能性を秘めている研究をいち早く知れることから、ワクワクするのだとか。世界を変えうる研究をいち早く知れるのは、この仕事ならではの醍醐味でしょう。
■研究成果が実用化した時の達成感
様々な研究成果を実用化するべく、日々奮闘している技術移転担当者。発明の採掘から大学研究者や企業への提案、実用化に向けた座組や契約作業までを一貫して対応するからこそ、自分が担当した発明が実用化した時の達成感は格別だそう。例えば、近年流行していた感染症検査に使われる新しい試薬を開発した教授。技術移転担当者は「世界で重宝される試薬になる」と判断し、多くの企業に向けて紹介したそう。バイオ・医療分野の企業が多数集まるパートナーリングイベントに参加して多数の企業に紹介したり、1社1社にアポを取り面談してご紹介したり、様々な企業にアプローチしたと言います。そうして、世界150ヶ国以上でビジネスを展開する世界的な製薬メーカーがパートナー企業に決定。無事に製品となった際には、「社会に役立つ製品の提供に携われた」と非常に誇らしい気持ちになったそう。このように、無事に実用化できた時の達成感は大きいとのことでした。
研究に目星をつけた後は、大学の権利化スタッフと共に研究者に話を聞きます。まだ世の中に知られていない研究を研究者直々に教えてもらえ、発見した成分について黒板を使って説明していただいたり、素材の特徴である“強度の高さ”について模型を用いて教えてもらったりするそう。まるで「大学の授業」を受けている感覚だと言います。一流大学の研究者に教えていただく点はもちろん、今後、世の中を変える可能性を秘めている研究をいち早く知れることから、ワクワクするのだとか。世界を変えうる研究をいち早く知れるのは、この仕事ならではの醍醐味でしょう。
■研究成果が実用化した時の達成感
様々な研究成果を実用化するべく、日々奮闘している技術移転担当者。発明の採掘から大学研究者や企業への提案、実用化に向けた座組や契約作業までを一貫して対応するからこそ、自分が担当した発明が実用化した時の達成感は格別だそう。例えば、近年流行していた感染症検査に使われる新しい試薬を開発した教授。技術移転担当者は「世界で重宝される試薬になる」と判断し、多くの企業に向けて紹介したそう。バイオ・医療分野の企業が多数集まるパートナーリングイベントに参加して多数の企業に紹介したり、1社1社にアポを取り面談してご紹介したり、様々な企業にアプローチしたと言います。そうして、世界150ヶ国以上でビジネスを展開する世界的な製薬メーカーがパートナー企業に決定。無事に製品となった際には、「社会に役立つ製品の提供に携われた」と非常に誇らしい気持ちになったそう。このように、無事に実用化できた時の達成感は大きいとのことでした。
厳しさ■双方の要望を聞き、まとめる難しさ
企業と大学の間に立ち、橋渡しのような役割を担うポジション。だからこそ、大変さを感じることも多いそう。例えば、とある教授に、「この企業が実用化に協力的でしたよ」と企業を紹介したところ、「以前、この企業と共同研究をしたことがあるけど、対応と条件面があんまりだったなあ」と良い反応がいただけないことがあるのだとか。また、権利使用料を決める際も、企業と大学が納得する金額にするべく調整に苦労するとのこと。何度も何度も双方と話し合ったこともあるそうです。間に立つポジションだからこその大変さは理解する必要があるでしょう。
企業と大学の間に立ち、橋渡しのような役割を担うポジション。だからこそ、大変さを感じることも多いそう。例えば、とある教授に、「この企業が実用化に協力的でしたよ」と企業を紹介したところ、「以前、この企業と共同研究をしたことがあるけど、対応と条件面があんまりだったなあ」と良い反応がいただけないことがあるのだとか。また、権利使用料を決める際も、企業と大学が納得する金額にするべく調整に苦労するとのこと。何度も何度も双方と話し合ったこともあるそうです。間に立つポジションだからこその大変さは理解する必要があるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人■学習意欲が高い方
「発明届」に目を通したり、大学発明者に研究内容をヒアリングしたりと様々な研究に関わることに。自分が担当する研究内容を企業に分かりやすく説明するために自ら学んだり、業界のトレンドを調べたりと学びに対する意欲が高い方は向いているでしょう。
「発明届」に目を通したり、大学発明者に研究内容をヒアリングしたりと様々な研究に関わることに。自分が担当する研究内容を企業に分かりやすく説明するために自ら学んだり、業界のトレンドを調べたりと学びに対する意欲が高い方は向いているでしょう。
向いていない人■傾聴力に自信がない方
企業と大学の間に立ち、双方の要望を聞くポジション。相手に寄り添ってヒアリングできないような方は向いていないでしょう。
企業と大学の間に立ち、双方の要望を聞くポジション。相手に寄り添ってヒアリングできないような方は向いていないでしょう。