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取材から受けた会社の印象
小麦などの原材料高騰の影響を受け、ベーカリー業界全体の売上が不振に陥るなか、同社は年間で約1億円ずつ年商を伸ばし続けているとのこと。この理由は決して「看板商品が誕生したから」という単純なものではないようで、「お客様に喜んでもらうためにはどうすれば良いか」をスタッフ全員で考え実践してきたからこその結果だということでした。
例えばお客様が集中する時間帯を分析し”焼き立てパン”を提供できるよう生産調整するとのこと。製パン手順が複雑で、タイミング良く焼き上げるのはとても難しいそうですが、製造スタッフとの密なコミュニケーションやアルバイトスタッフとの連携によって、これを実現しているようです。
また、社員はアルバイトの急な欠勤対応等に追われると思われそうですが、同社は人手不足と言われる中でも、感染症拡大前の求人掲載で1店舗50名以上の応募がある店舗もあるそう。安定した労働環境があるといえるでしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい社歴関係なく、積極的にアイデアが発信できる環境があるため、日々さまざまなアイデアが飛び交うそうです。未経験の方もしっかり基礎から学べ、経験のある方にはカスカードでの販売スタイルを学んだ後に店長を目指したり、店長としての実績・能力次第では海外事業でのコンサル業務にも携われるチャンスがあります。あなたのアイデアが魅力的なお店を作り上げ、さらに会社全体の売上にも大きく貢献できる、そんなやりがいがあるでしょう。
厳しさベーカリーの店舗運営では、「パン販売」「パン製造」「サンド製造」といった各部門のメンバーが協力しながら仕事を進めていくそうです。そのため、多い店舗ではアルバイトスタッフが50名以上在籍していることも。働く目的も性格もさまざまな方々にお店や会社の方針を伝え、褒めるだけでなく、ときには叱るという”伝える”が必要なことが厳しさといえるでしょう。そのため、「常に店舗全体を見渡すこと」「スタッフとは一定の距離感を保ちつつこまめにコミュニケーションをとり、現場を把握しておくこと」といったことが必要になるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人単にパンを売るだけではありません。販売スタッフに求められるのは、お客様とコミュニケーションをしっかり取ること。人と話すことが好きな人やよりよいお店にするため、自分も成長していきたいという成長意欲のある方に向いているでしょう。
向いていない人店長や他の販売スタッフ、パン職人など、店舗では常時約10~50名が働いています。ちょっとした気遣いや協調性のない方、「私はこの仕事だけ」など、自分のことしか考えることができない方には向いていません。