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取材から受けた会社の印象
豊洲の本社にお伺いすると、オフィスに併設されている『すまラボ』という同社の体験型研修施設を見学することができました。『すまラボ』は実際のマンション管理の内側が学べる施設として「見て」「触れて」「体験して」楽しく学びながら理解できるように作られているそうです。居住者のみなさんに最高品質のサービスを届けるため、この研修施設で実践的な研修を行なって、マンション管理のプロを育成しているのだとか。
施設の中には管理員室エリアやお部屋の裏側エリア、経年劣化再現エリアなど11のゾーンがありました。そこでは緊急時にどうやって居住者を守るのかといった体験や、隔壁板蹴破り体験もできるとのこと。ここで具体的なスキルを身につけてから、実際のマンションで仕事をスタートするそうです。三井不動産グループという安定性した会社で、しっかりと知識やスキルを身につけてから始められるため、安心して働くことができそうです。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい現在67歳の管理員、三輪さんにお話を伺ったところ、居住者の方からいただける「ありがとう」という感謝の言葉がとても嬉しいのだそうです。三輪さんは以前、銀行員をされていて、融資が成立した時にも感謝されていたそうですが、今の仕事の「ありがとう」は前職で経験した時よりも心がこもっていると感じるのだとか。例えば駐車場の契約の際に、居住者が希望された区画をうまくご案内できた時や、専有部内のお部屋の清掃をした時など、数多くの感謝の言葉がもらえるそう。最初は慣れないことも多かったそうですが、この仕事を始めて2~3ヶ月ほどで、居住者からの感謝の言葉が気持ち良く感じられるようになったとお話されていました。
厳しさマンション内のゴミ置き場の清掃や植栽の散水や除草、それに巡回・点検業務などがあり、体を動かすことが多い仕事です。そのため、慣れないうちは肉体的なキツさを感じるかもしれません。また、居住者の方から「TVの音が外まで聞こえてうるさい」などの苦情が出れば、管理員が注意しに行く必要があります。三輪さんによると「直接注意しに行くと快く聞いてもらえて、その後は仲良くなれた」というケースもあったそうですが、このようなトラブルに対処しなければならないのもこの仕事の厳しさでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人鏡を見て自分の身なりを確認するなど、しっかりと身だしなみに心配りできる方や、言葉遣いやマナーに気を付けることができる方に向いています。また、相手が何を求めているかを察知することや、特定の居住者に偏らずに応対することも大切です。
向いていない人マンションには子供から高齢者まで、さまざまな居住者の方が住んでいます。こうした居住者のみなさんのお話を聞いたり、話したりすることも大切な仕事なので、人とのコミュニケーションが苦手な方には向いていません。