取材から受けた会社の印象
2001年にオープンした同ホテル。500室という西日本最大級のカプセルホテルと聞き、ドライな接客をイメージしていた取材者。ところが、その予想はいい意味で外れました。同ホテルには、遠方から来た宿泊のお客様はもちろん、大浴場やサウナが充実していることから、ご近所の方も多く利用しているのだそう。実に8割がリピート客という高い数字にも驚きました。顔なじみのお客様も多く、ホテルの中はアットホームな雰囲気です。
また、今回入社される方が働くことになるレストランも、九州の食材を用いたメニューを提供するなど同ホテルのこだわりのひとつ。「入浴のあとの食事が楽しみ」というお客様も少なくないといいます。ちなみに、従業員は1000円の食事が300円で食べられるそうです!お客様に癒やしのひと時を提供しながら、働く喜びも味わうことができるホテルだと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい温泉だけの利用も可能なので、大浴場を目的に毎日のように通われる常連さんもいらっしゃいます。お客様からも顔と名前を覚えていただき、「◯◯さん、また来たよ」など声をかけていただくことも珍しくありません。いつもオーダーされるメニューやお気に入りの座席など好みを把握して、寄り添った接客をすることも。「気が利くね」「いつもありがとう」と喜んでいただけたときには、大きなやりがいを感じられます。
厳しさ500室という西日本最大級の規模を誇るため、食事時になれば多くのお客様がいらっしゃいます。オーダーの受付、ドリンク作成、配膳など一度に多くのことを手がけなければならない場面も。お客様をお待たせする時間を極力少なくするために、何を優先すべきか。その都度、判断していく必要があります。誰かに指示されたことを順番にこなしていくだけではない、柔軟な対応が求められるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人観光や出張で訪れた宿泊のお客様に加えて、大浴場・サウナの日帰り利用でいらっしゃるご近所の方もご来店されます。常連のお客様も多く、人との出会い、コミュニケーションを大切にできる方に向いているお仕事です。
向いていない人顔なじみのお客様が多く、フレンドリーな雰囲気がありますが、ホテル内のレストランとして期待される言葉遣いやマナーなどは意識していかなくてはなりません。その場の状況に応じて、臨機応変な対応が出来ない方には向いていないでしょう。