取材から受けた会社の印象
『不断水凍結工法』という希少な技術に関わるだけに、「未経験の方でもちゃんと技術を身につけられるのだろうか」と不安に思った取材者。しかし、同社の本社で勤務する施工スタッフの全員が「未経験 × 中途入社」で転職してきたことが分かったのです。
教育体制が整っている背景には、過去の失敗があると小山社長は話してくださいました。かつて同社に転職し、「仕事が覚えられない」と辞めてしまった方がいたそうです。これをキッカケに、社長は「自分さえわかっていればいい」という考えを、全社員に捨てるよう伝えました。同じレベルの仕事を全員ができるように、経験の浅い人をフォローした結果、長く活躍してもらえるようになったのだとか。また社長は、できる事が増えたらちゃんと評価したいと考え、毎年必ず昇給する「定期昇給制度」も作ったとのこと。社長が社員のことを大切に考えている同社でなら、未経験の方も安心してスタートを切れそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい『不断水凍結工法』を手がけられる企業は全国でも希少です。そのため、水道管の工事を行なう業者と一緒に工事を進めますが、毎回「こんな工事方法があるなんて…!」と驚かれるのだとか。展示会に出展して工法を説明する時も、毎回人だかりができるとのこと。自分の作業に感嘆している人を見ると誇らしく感じられると、スタッフの方々は仰っていました。
厳しさ工場内では生産にお湯が使われることがあります。そのため、ボイラー室のような暑い室内で作業を行なうことも珍しくありません。しかも、熱を逃さないように閉め切った部屋でバナーを使うので、より一層暑く感じるそうです。
この仕事の向き&不向き
向いている人水道管を凍らせることで、水をすべて止めずに工事ができるようにする『不断水凍結工法』の技術が身につきます。この工法を手がけられる企業自体が希少なため、珍しい技術・周りに驚かれたり自慢したりできる技術を身につけたい方にピッタリです。
工場など操業が停止している時しか施工できないことがあるため、土日に出勤の場合があります。振休は取得できて完全週休2日制のため、プライベートを大切にしたい方にも向いています。
工場など操業が停止している時しか施工できないことがあるため、土日に出勤の場合があります。振休は取得できて完全週休2日制のため、プライベートを大切にしたい方にも向いています。
向いていない人現場ごとに異なる温度や水道管の状態によって「氷が溶けていないか」「水道管に亀裂が入っていないか」などを考慮しながら作業しなければなりません。イレギュラーが起こらない単純な仕事を好まれる方には向いていないでしょう。また、新規のお客様には作業内容を説明するため、人と接することが苦手な方は難しいでしょう。