取材から受けた会社の印象
今回の字幕ライターは、取引先である某番組制作会社での勤務。社員2名で常駐しますが、それでも本社とは離れて働くことに不安はないのでしょうか。
「社長が定期的にフォローしてくれるので、不安を感じたことないですね」と、即答。同社では高橋社長が社員の方とできるだけ月1で一緒に食事をする機会をつくっているそう。その際に、現場で起こる困りごとに対し、アドバイスしているのだとか。
「先日も、スタッフのシフトに関して相談したんですよ。担当するコーナーによってかかる時間が違い、不公平だとスタッフから不満があがってたんです」すると、それに対して高橋社長も真摯に向き合い、解決策を出してくれたそう。そんな、親身に社員の声に耳を傾けてくれる社長の元であれば、本社と離れた場所で働くことにも安心できそうですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい携わるのは、釣り好きには知らない人はいないとまで言われる、有名な番組。それだけ知名度のある番組制作に関われているということで、モチベーションを保ちながら働くことができるでしょう。周りに釣り好きの方がいらっしゃれば、「あの番組の制作に、携わってるんだよ」と伝えると、びっくりされることでしょう。釣具屋さんなどのモニターでも放映されていることがあるようで、そうした光景を目にすると嬉しくなるのだといいます(釣り好きじゃなくても、釣具屋さんに入るという職業病にはかかります。あしからず)。
厳しさどんなに速いベテランの字幕ライターでも、1時間の番組の字幕をつくるには5時間ほどかかるそう。特に最初のころは1日かけても終わらないこともあるでしょう。その間、ずっとコツコツ集中しっぱなし。終わる頃にはアタマがぼーっとするくらい、疲れが来るでしょう。また、携わる釣り番組のロケは全国津々浦々で行なわれます。ときには沖縄や東北でも。そうした地域の出演者は方言があり、一度聞いただけでは理解できないことも少なくありません。そんなときはロケに行った人間に何を喋っているのか聞いたり、自分でググって調べるといった業務も発生してしまいます。
この仕事の向き&不向き
向いている人「誰かに影響を与えるような仕事がしたい!」という方にピッタリ。同社で手がけるのは、釣り好きには知名度抜群の番組です。釣り好きに話せば「その番組知ってる!」という反応が返ってくるほど。そうしたリアクションを聞くたびに、モチベーションを高く持てるでしょう。
向いていない人1日に5時間以上を集中して過ごすことになります。そのため、コツコツとした、地道な作業を続けることに苦手意識がある方にはツライ仕事になるでしょう…。