動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
取材では、大阪本社の2階にあるショールームにも訪問。家庭科室にある調理実習台や理科室にある実験台など、幅広い教育家具が展示されていました。
たとえば、「調理実習台」と一口にいっても用途によってデザインはさまざま。生徒が輪になって話し合えるように円形になっていたり、車椅子に乗りながら勉強や移動がしやすい仕様になっていたり。使い勝手はもちろん、形状や配色、教室でのレイアウトなど、細部にいたるまであらゆるところに工夫が重ねられています。実際の製品を見ることで、「こどもたちに良質を」という同社の精神が強く伝わってきました。
安全かつ実用的でありながら、木材の魅力が詰まったデザインで高い支持を受ける同社の教育家具。オーソドックスなものから面白みの感じられるものまで幅広い製品を見ることができて、懐かしさと新鮮な気持ちの両方を感じられる取材となりました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい既製品を売るだけの仕事ではありません。学校全体の空間づくりをゼロから担い、プランニングから設計・施工・納品までに携わることも少なくありません。時には、新設の学校をまるごと任されることも。教室のレイアウト、その学校ごとに異なる教育方針や教育内容、安全性、機能性、生徒の動線…さまざまなことに配慮しながら、プランニングを行ない、完成へと導いていくプロセスは大変ではありますが、やりがい十分。数ヶ月~1年ほどかけて、自分の手がけた教室が完成した時は、大きな達成感と共にモノづくりの喜びも感じるとのことでした。
厳しさ営業自身が現場に出向き、打合せに参加したり、納品の手伝いをすることも少なくありません。現場で、自ら施工に必要な製品を運ぶなど力仕事を行なうこともあります。また、施工は学校の長期休み中に行なうケースが多いです。そのため、夏休みや冬休みなどの期間に工事が集中する場合もあり、その期間は忙しくなるとのことでした。
この仕事の向き&不向き
向いている人社内では設計から納品までの各担当者、社外では建築会社、設計事務所、役所や学校など、さまざまな方と協力して仕事を進めます。そのため、分け隔てなく元気で明るい対応ができる方、人と話すことが好きな方に最適です。また、「需要のなくならない安定企業で働きたい」「こどもたちの役に立つ仕事がしたい」といった想いがある方にも向いています。
向いていない人家具に関わる営業というと、華やかでスタイリッシュな仕事をイメージされがちですが、同社の場合はあくまで学校教育家具。安全性や実用性が第一で決して派手な仕事ではありません。むしろ、コツコツと関係各所に足を運び、信頼を築くことが求められる地道な仕事です。華やかな業界を志望されている方には不向きでしょう。