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取材から受けた会社の印象
大卒後、22歳から税理士事務所や会計事務所に勤務していたという佐藤社長。中小企業のサポートに携わり、30年以上になられるそうです。今の事務所を開かれたのは、阪神淡路大震災の直後。「地震で得意先や知人が亡くなり、立ち行かなくなった企業も多くありました。少しでも、何とかしたいと思ったのです」と話されていました。なんでも、金融機関から融資を受けられるほどの財務状況があるにも関わらず、「事業計画書や決算書の書類を作成して論理的に説明する」ということができないために、融資を受けられない企業が非常に多いのだとか。佐藤社長の場合、単にそのサポートを行なうだけではなく、企業が持つ夢や自由な発想を一緒になって楽しみ、同じ気持ちで経営計画の実現を目指されているのだといいます。将来の指針を与え、企業が成長し、経済が活気づく。多くの企業、そしてその企業に関わる人たちにとって、同社は欠かせない存在だと思いました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい単にデスクに向かってデータを処理するだけでなく、社長とともに企業の経営者を訪問し、事業の将来や計画について話している内容を直接聞くことができます。話の流れの中で、社長や経営者が決算書の数字を確認したいときには、会計事務スタッフが把握している数字を伝えることで大変喜んでもらえるそうです。また、数字はお客様が作ったドラマであると捉えることで、頼られている、企業の成長をサポートしているのだという実感を持って働くことができるでしょう。
厳しさ企業からいただいた数字のデータ入力を行なうときは、当然ですがミスなく入力する必要があります。企業にとっては事業継続に必要な融資を受けられるかどうかという大切な書類ですから、ミスがあってはなりません。
この仕事の向き&不向き
向いている人企業の訪問前に、言われなくても必要な資料を揃えておく、経営者と社長の話から次に何が必要になるかを判断して準備ができるなど、先読みして行動することや気くばりが得意な方は適性が高いでしょう。社長の立場から今何をしてほしいかを考えると行動に移しやすいかもしれません。
向いていない人企業から数字のデータが送られてきたときに、そのままの状態ではまとめられないことがあります。そんな時は経営者に直接連絡を取って確認することが必要になります。企業の担当者も忙しいので、相手の状況を考える必要があります。また相手の話を聞きしっかりとくみ取れない方は、向いていないかもしれません。