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取材から受けた会社の印象
メーカーやドラッグストアなどの小売店とタッグを組み、プライベートブランド商品の企画開発を行なう同社。日本ドラッグチェーン会の中で商品企画開発を担い、半世紀以上にわたりさまざまなヒット商品を生み出した企業として、業界では高い知名度を誇ります。
この日本ドラッグチェーン会には、ドラッグストアやホームセンター、スーパーマーケットなど全国64社の小売業者が加盟。加盟社のみが同社商品の販売権を持ち、さらに加盟社の販売データは同社に集約されるというシステムだそう。加盟社の規模は様々ですが、それぞれが魅力的な商品を自力で開発するのは大変なこと。
この会に属していることで、品質の高い同社商品を扱うことができるため、データ提供などにも協力するwin-winの仕組みができているとも伺いました。あらゆる立場の方と協力しながら、身近にある商品の企画開発をすることができる、魅力の詰まった会社だと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい商品企画開発の醍醐味は、自ら考えた商品がカタチになり、売上につながることだといいます。たとえば大手食品メーカーと共に開発したハムやベーコンなどは年間400万個を出荷しています。そこに至るまでには、市場のニーズを探ることはもちろん、メーカーとの打合せで原価交渉も行ない、さらには毎月行なわれる商品開発会議にも参加。加盟社である小売各社の社長を始めとする出席者へのプレゼンや意見交換等を経てより良い商品にブラッシュアップし、商品化が決定します。このように商品開発の最初から最後まで、裁量を持って携われるからこそ、売れる商品をつくれたときの喜びは大きいとのことでした。
厳しさ薬事法の改正に対応したり、何が流行っているかリサーチしながら開発したりと周りの状況に合わせて開発を続ける必要があります。さらに自らの担当分野において、商品企画開発会議では毎月プレゼンを行ない、半期に1カテゴリー単位で100以上の商品候補をつくることになります。その中で商品化にいたるものを継続的に生み出さなければならない大変さがあるでしょう。
また、毎月の商品企画開発会議は、加盟社の社長も集まって行なわれます。経営者たちを前に新商品候補をプレゼンし、自ら質問に答えたり、見解を述べたりする必要があります。また、ときには現場目線の厳しい意見を言われることもあるため、プレッシャーを感じるでしょう。
また、毎月の商品企画開発会議は、加盟社の社長も集まって行なわれます。経営者たちを前に新商品候補をプレゼンし、自ら質問に答えたり、見解を述べたりする必要があります。また、ときには現場目線の厳しい意見を言われることもあるため、プレッシャーを感じるでしょう。
この仕事の向き&不向き
向いている人新商品を企画開発する過程では、多数の取引先との商談がありますので、相手の話を理解し適切な意見が言える方、現状に満足せず常にチャレンジ意欲がある方が向いています。また商品企画開発ではどんな商品が売れそうか、なぜそう考えられるか、仮説を立てて進める必要があります。流行や世の中のニーズに敏感な方や、自分で考えたことを実行できる方に向いているでしょう。
向いていない人商品の企画開発は、日々の商談、プレゼンテーション、意見交換等人と接する機会が多くあります。自分自身の考えを伝えることが苦手な方、プレッシャーを感じる仕事が苦手な方、一つのことを考えすぎる方、失敗することを恐れる方には向いていないでしょう。