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取材から受けた会社の印象
自治体から図書館運営を受託するだけではなく、書誌データベース『TRC MARC』の提供、図書館用書籍の装備納品という2つの事業を展開する同社。図書館事業を展開する民間企業のうち、同社の右に出るものはいないといます。
書誌データベースとは、編著者やタイトル、出版社、内容、体裁、ページ数などの情報が蓄積されたもの。『TRC MARC』の累積件数は約420万件にものぼり、全国にある多くの図書館で同社が提供するデータベースが使用されているそう。来館者が求める情報を探し出すレファレンスサービス、貸出や選書作業など、作業効率化とサービス向上に貢献しています。
また、選書から配架までの一連の流れをサポートし、各図書館に書籍を迅速かつ確実にお届けする総合物流システムも開発・運用しているといいます。図書館運営で業界トップクラスの実績とシェアを誇る同社。今後も日本全国にある図書館の運営を支えていくでしょう。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい◎図書館に足を運ぶきっかけ作りを通して反響を得られる嬉しさ
単にスタッフのシフト管理や育成を行なうだけではなく、実際にイベント運営などで来館者と接する機会があります。たとえば、ある自治体では定期的に「認知症カフェ」を実施。地域に住む認知症の方、そのご家族、地域住民、専門職など、誰もが気軽に集えるイベントだといいます。
同じ悩みを抱える方同士が交流する機会にもなり、反響は大きかったのだとか。「認知症の症状が出始めた家族がいるので、学んだことを活かしたいですね」と嬉しそうに話してくれた参加者もいるそう。図書館に足を運んでもらうきっかけの1つとして、各地域の特色に合わせてさまざまなイベントを企画・運営しています。来館者から反響を得られる嬉しさを感じるでしょう。
単にスタッフのシフト管理や育成を行なうだけではなく、実際にイベント運営などで来館者と接する機会があります。たとえば、ある自治体では定期的に「認知症カフェ」を実施。地域に住む認知症の方、そのご家族、地域住民、専門職など、誰もが気軽に集えるイベントだといいます。
同じ悩みを抱える方同士が交流する機会にもなり、反響は大きかったのだとか。「認知症の症状が出始めた家族がいるので、学んだことを活かしたいですね」と嬉しそうに話してくれた参加者もいるそう。図書館に足を運んでもらうきっかけの1つとして、各地域の特色に合わせてさまざまなイベントを企画・運営しています。来館者から反響を得られる嬉しさを感じるでしょう。
厳しさ△様々なステークスホルダーとの関係構築
図書館運営を受託する立場として受託元の自治体はお客様であり、もちろん図書館に来館される方もお客様です。たとえば、来館者から「貸出冊数を増やしてほしい」「こんなコーナーがあるといいな」という要望があっても、必ずしも応えられるとは限りません。
ご意見は真摯に受け止めつつも、ご理解を求める説明が必要な時もあります。要望を受けて取組みを検討する際には、自治体に対して、貸出統計を分析して説明したり、新たにコーナーを作ることによる来館者増の見込みを説明したり。調整や説明を行うことが必要になります。
併せて館内のスタッフの意見を聴きながら業務に取り組むことも重要。様々なステークスホルダーとの関係構築のための、コミュニケーションが必要不可欠です。苦手な人は大変さを感じるかもしれません。
図書館運営を受託する立場として受託元の自治体はお客様であり、もちろん図書館に来館される方もお客様です。たとえば、来館者から「貸出冊数を増やしてほしい」「こんなコーナーがあるといいな」という要望があっても、必ずしも応えられるとは限りません。
ご意見は真摯に受け止めつつも、ご理解を求める説明が必要な時もあります。要望を受けて取組みを検討する際には、自治体に対して、貸出統計を分析して説明したり、新たにコーナーを作ることによる来館者増の見込みを説明したり。調整や説明を行うことが必要になります。
併せて館内のスタッフの意見を聴きながら業務に取り組むことも重要。様々なステークスホルダーとの関係構築のための、コミュニケーションが必要不可欠です。苦手な人は大変さを感じるかもしれません。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎周囲を巻き込んで一緒に考えられる方
スタッフのシフト管理や育成など、管理側として指示を出すだけではありません。たとえば、地域の子ども達やお年寄りの方々に楽しんでいただくにはどんなイベントが良いか考えたり、来館者からの声を受けて図書館内の設備や選書基準の変更を検討したり。積極的に、スタッフや館長、自治体とコミュニケーションを取ることが大切です。周囲を巻き込んで一緒に考えられる方が活躍できます。
スタッフのシフト管理や育成など、管理側として指示を出すだけではありません。たとえば、地域の子ども達やお年寄りの方々に楽しんでいただくにはどんなイベントが良いか考えたり、来館者からの声を受けて図書館内の設備や選書基準の変更を検討したり。積極的に、スタッフや館長、自治体とコミュニケーションを取ることが大切です。周囲を巻き込んで一緒に考えられる方が活躍できます。
向いていない人△自己判断で進めてしまう方
図書館の館長補佐としての裁量は一定ありますが、図書館運営を受託している立場なので最終判断は自治体が行ないます。報連相を怠り、自己判断で進めてしまう方には向いていないでしょう。
図書館の館長補佐としての裁量は一定ありますが、図書館運営を受託している立場なので最終判断は自治体が行ないます。報連相を怠り、自己判断で進めてしまう方には向いていないでしょう。