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取材から受けた会社の印象
かつては子ども向けが主体だったキャラクター雑貨ですが、近年はユーザーの幅が広がり続けています。若い女性を中心にキャラクター雑貨を日常使いする大人が増え、最近では有名アスリートが愛用するキャラクターグッズが話題になりました。また、日本のアニメーションが海外で流行していることから海外ニーズも増加しています。
こうした時流に対応し、ツジセルは幅広い商品を展開。採用担当者の方によると、同社はのべ3万種類以上もの商品を市場に送り出しているそうです。多様なニーズに応え、キャラクターの魅力を引き出すデザインは今後ますます重要になりそうです。
同社では、女性デザイナーが商品企画から携わるプロジェクトも実施。ユーザーの視点に立って「こんなグッズがあったらいいな」を形にしています。デザインの引き出しを増やし、魅力的な商品を生み出したいと考える方にはチャンスの多い職場だと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい誰もが知るキャラクターを使った、幅広い商品を手がけられるのがこの仕事の魅力。ノートやクリアファイル、タオルなどの平面物から、ぬいぐるみやマスコット、クッションなどの立体物までさまざまな商品のデザインに携われます。商品ごとに異なる見せ方、キャラクターごとの魅力の引き出し方を考えて表現することができ、デザインの引き出しが日々増えるのを実感できます。
厳しさ既存キャラクターを使用するデザインのため、自分では良いと思っても著作者の意向に沿わないと商品化されないことも。販売店舗の顧客傾向や価格帯など、商品が店頭に並ぶまでには数々のハードルがあります。競合他社から同種のアイテムが先に発売され、悔しい思いをすることも少なくありません。
この仕事の向き&不向き
向いている人さまざまな商品を手がけるため、自分のデザインの幅を広げたいと考える方に向いています。たとえばメモ帳一つとっても、中面のデザインは数種類作成する必要があるため、一つのデザインをじっくり練り上げるよりも柔軟な発想でバリエーションを増やすスタイルの方に向いています。
向いていない人既存キャラクターを使用するため、自分のオリジナリティを出したい方は物足りなさを感じるかもしれません。キャラクターのイメージを覆すような斬新なデザインは著作者から許可が下りない可能性があります。あくまでキャラクターを主役にしたデザインができない方には難しいでしょう。