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取材から受けた会社の印象
「すべては公益のために」――そんな理念を根本に持つ同社がいま力を注いでいるのは、技術者の教育です。
全国各地の上下水道施設を管理するにあたって、現場の方法や知見にはどうしても差が出てしまうもの。その課題を乗り越え、全国の現場を同品質にするには、“面”で管理することが必要です。そこで生まれたのが「広域管理」。1つのオペレーションセンターから近隣の複数ヶ所の施設を“同じ視点”で管理する、同社独自の仕組みです。
さて次の課題は、技術者の質。こうして一人の管理者が5ヶ所、10ヶ所…と大きな規模間で管理するのは、実はかなり大変なこと。そんなプロフェッショナルを育てるべく、同社は独自に技術支援センターを開設しました。ここで全国の技術者が自信をつけ、実際の現場管理で活躍しています。
長い歴史を持ちながらも、各自治体からもっと安心して管理を任せてもらえるよう、まだまだ企業努力を続けているのですね。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい上下水道は絶対的なライフライン。人々の生活の「縁の下の力持ち」になれることは大きなやりがいです。上下水道施設の設備に異常があれば、安全な水質は保てません。だからこそ、毎回の点検で正常に動いているのを確認できたときの安心感は大きいのだとか。そんなチェックを一つひとつ着実にこなし、何事もなく一日の仕事を終えたときの達成感もあるのだそうです。
厳しさ上下水道施設などの規模は様々。大きいところだと1回の点検で2~3時間ほど外を歩きまわることもあります。さらに天候や気温の影響を受けやすいのもこの仕事の特徴です。夏はコンクリートからの照り返しで体感温度40度以上でも、安全に考慮して作業着を着なければなりません(定期的な休憩、空調服・スポーツドリンクの支給などの熱中症対策は行なっています)。体力的に大変な面があるということを知らずに入社すると大きなギャップにつながりかねません。
この仕事の向き&不向き
向いている人主体的に行動し、細かなところにまで気を配ろうとする方は活躍できるでしょう。モニター監視や施設内点検などでは、決められた項目に従ってチェックするのが基本。一見簡単に見えるかもしれませんが、質の高さや安全性を図ることが大事です。チェック項目になくても小さな異常や違和感に気づくことが求められます。
向いていない人人と関わることの多いお仕事ですので、一人で黙々と仕事を進めたい人はミスマッチを感じる可能性が高いです。点検の結果などの報告の際には、相手がわかりやすいように情報を伝えることが重要です。