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取材から受けた会社の印象
取材者は正直、バスの安全面に疑問を抱いていました。ただ、取材する中で解消されることになります。なぜなら、安全対策に会社をあげて取り組んでいたからです。
例えば、バス会社では珍しく、各事業所に整備士を必ず配置。整備士による毎日の点検はもちろん、万が一運行中に不具合があった際には整備士が迅速に対応できるようにしているのです。こうした体制は運転士の大きな安心材料になっているようでした。他には、夜間運行の場合には距離に関わらず2名体制にしたり、過度な運行スケジュールを組まないようにしたりと負担軽減も徹底していました。
実は同社の安全面は、第三者機関からも高く評価されています。全国のバス会社から選ばれるランキングで同社は毎年上位に入っているのです。取材を終える頃には、安全面への疑問はすっかりなくなっていました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい同じ運行ルートとなる観光バスの運転を担当する機会は多いそうです。そのため、休憩の際に同じ道の駅などに立ち寄る回数が増えてくると、次第にそこで働く方たちと顔なじみになるとのこと。「◎◎さん、今日もここに立ち寄られたんですね」と声をかけられたり、「これ、良かったら食べて」とご当地のアイスや果物をもらったりすることも少なくないのだとか。知り合う方との人付き合いを楽しめる仕事のようです。
厳しさ高速道路のサービスエリアなどにバスを駐車する際には、他の会社のバスもたくさん駐車してあるそうです。駐車中には挨拶するなどの簡単なコミュニケーションを取ることはもちろん、出発のタイミングが重なれば、先に道を譲ってあげることを同社では徹底しているとのこと。名阪近鉄バスという会社のブランドを背負って失礼を働けば、同社が築き上げてきたブランドを傷つけかねません。
この仕事の向き&不向き
向いている人同社は約3ヶ月間の研修を用意。教官がいつでもブレーキを踏める教習車を使って、十分に訓練してからデビューできるそうです。運転技術をきちんと学べる環境がいい方に向いています。
向いていない人スピードを出したり、無理な車線変更をしたり。そうした少しの気の緩みが、大きな事故につながりかねないとのこと。安全運転を意識し続けられない方には向いていない仕事です。