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取材から受けた会社の印象
「今後は店舗を増やしたい。ただ、地域密着の良さは変えたくない」とは、レ・ヴァンの取締役社長・山口さんの言葉です。
同社は今年3月、同じ愛知発祥の上場企業「株式会社ブロンコビリー」のグループ企業となりました。ブロンコビリーの経営基盤は業界随一で、例えば「企業の安定性を表す指標」とされる「自己資本比率」は「82%以上」と、業界平均24.8%を大幅に上回っています。先頃の社会情勢時も黒字経営を維持したほどです。
その基盤があれば、同社の新規出店も軌道に乗るでしょう。かたやで「店舗展開に際して効率化ばかりを重視したくない。“食を通じた喜び”を提供できる従来の在り方は変えたくない」というのが山口さんの想いです。
同社の手間暇を惜しまない地域密着ブランドがどのような進化を遂げるのか。いち消費者として楽しみに思うと同時に、今回ご入社される方にはその一翼を担うやりがいを存分に感じていただきたいと思います。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい◆地域の子どもから大人まで幅広く交流
『かつ雅』などの同社店舗では基本、オープンキッチンを採用されています。調理を担当しながらもホール・各テーブルを見渡せるため、とんかつを頬張るお客様の様子やその表情を見て、仕事のモチベーションを高めることができます。同時にキッチン隣接のカウンターで「今日もごちそうさん」「中日の試合観たか?」など、常連さんと世間話する楽しみも仕事のやりがいのひとつなのだとか。
ほかにも特徴的なのが、「店舗近隣の学生さんとの交流」です。地域密着の同社には、店舗近隣の小学校・中学校・高校から「生徒向けの社会科見学・職業体験」の打診が毎年のように寄せられるとのこと。緊張の面持ちで包丁を握る小学生、豚肉にパン粉をまぶす中学生、懸命に注文をメモする高校生たち――「家でも晩御飯の準備を手伝ってみる」「飲食店の仕事、自分もやってみたいと思った」など、ひとまわり成長する学生さんたちの姿に、食を通じて地域に貢献するやりがいを実感するといいます。
『かつ雅』などの同社店舗では基本、オープンキッチンを採用されています。調理を担当しながらもホール・各テーブルを見渡せるため、とんかつを頬張るお客様の様子やその表情を見て、仕事のモチベーションを高めることができます。同時にキッチン隣接のカウンターで「今日もごちそうさん」「中日の試合観たか?」など、常連さんと世間話する楽しみも仕事のやりがいのひとつなのだとか。
ほかにも特徴的なのが、「店舗近隣の学生さんとの交流」です。地域密着の同社には、店舗近隣の小学校・中学校・高校から「生徒向けの社会科見学・職業体験」の打診が毎年のように寄せられるとのこと。緊張の面持ちで包丁を握る小学生、豚肉にパン粉をまぶす中学生、懸命に注文をメモする高校生たち――「家でも晩御飯の準備を手伝ってみる」「飲食店の仕事、自分もやってみたいと思った」など、ひとまわり成長する学生さんたちの姿に、食を通じて地域に貢献するやりがいを実感するといいます。
厳しさ◆感覚的に仕事の精度を高める難しさ
同社には、“これが正解”という画一的なマニュアルはありません。調理業務でいえば、例えば「とんかつを油で揚げる時間」はある程度決まっていますが、その日の気温や湿度、油の状態などを踏まえて、「パチパチと油がはじける音で判断する」など職人的な観点を踏まえた技術習得が期待される側面もあるようでした。
ホールでの接客業務も同じです。お客から言われて動くのは当たり前。その前に、どう動けば喜んでいただけるのか、ご満足いただけるのか。それらを店舗の全員が考え、実践していくには、一緒に働く社員はもちろん、アルバイト・パートさんの目線合わせから神経を使う場面も少なくないのではないかと感じます。
同社には、“これが正解”という画一的なマニュアルはありません。調理業務でいえば、例えば「とんかつを油で揚げる時間」はある程度決まっていますが、その日の気温や湿度、油の状態などを踏まえて、「パチパチと油がはじける音で判断する」など職人的な観点を踏まえた技術習得が期待される側面もあるようでした。
ホールでの接客業務も同じです。お客から言われて動くのは当たり前。その前に、どう動けば喜んでいただけるのか、ご満足いただけるのか。それらを店舗の全員が考え、実践していくには、一緒に働く社員はもちろん、アルバイト・パートさんの目線合わせから神経を使う場面も少なくないのではないかと感じます。
この仕事の向き&不向き
向いている人個人経営さながら、お客様一人ひとりのニーズに即した接客・サービスを大切にされている飲食チェーンです。それだけに、お客様本位の飲食サービスの提供に共感できる方に向いていますし、入社後の活躍も期待できると思います。
向いていない人上述した反面、マニュアルに即した仕事がしたい方には不向きな仕事かもしれません。調理の仕事においても、とんかつを揚げる時間の目安はあっても、頃合いを判断するのは調理者の“五感”に委ねられる側面もあります。