株式会社産業経済新聞社の『サンケイスポーツ』の整理記者 ◇担当紙面には、記者名が掲載されます。（834333）の転職・求人情報は掲載を終了しています。

松山選手といえば、広島の4番打者。優勝へと導いたのはグローブというより、むしろバットなのでは？とお思いかもしれません。

実は彼のグローブには、ある言葉が刺繍されていました。それは、「雨垂れ石を穿つ」ということわざ。年下の選手たちが一足先にレギュラーを掴んでいく様子を横目に見ながらも、決して腐ることはありませんでした。グローブを見返しては努力は必ず報われると信じ、来る日も来る日も自主練に励んできたのです。

整理記者の役割は、多くのファンが今知りたいと思う事実は何か選び、どう紙面を編集したらより興味を惹きつけられるのか考え抜くこと。グローブの刺繍はきっと、彼が大一番で先制のタイムリーヒットを放つことができた理由を知る上で欠かせない事実だ。そう判断した記者は、”グラブに刺繍「雨垂れ石を穿つ」”という見出しをつけ、多くの人々の目に留まるよう紙面を作成することにしました。

記事のレイアウトにも、写真の大きさにも、そして見出しにも。そこにはすべて、整理記者の想いが込められているのです。