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2019/7/22

「入社後に長く働けそうか」を考えて転職する。それが成功のヒケツでした。

田村 繁一さんの転職体験記
田村 繁一Shigekazu Tamura(29歳)
  • 転職前家電量販店の販売員
  • 転職後お酒の配送ドライバー
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数3
  • 面接社数2
この体験記のポイント
  • 短い期間で、2回の離職。その教訓を踏まえた転職活動にこだわった。
  • 「長く働ける会社選び」に役立つ、情報収集のためのポイントは?
  • 面接では「自然体」。それが、理想の転職を叶えるためのコツだった。

2社連続、会社選びに失敗。「情報収集の大切さ」を学んだ。

大学時代は経営学科でサービス業に関する勉強をしていたのですが、卒業後に選んだ道は「IT企業」。IT業界ってなんだかカッコいいな、と思って選んだんです。そこではインフラエンジニアっていう、サーバーやネットワークに関わる専門的な仕事をしていましたね。元々経験はなかったけど、日々の仕事を通して少しずつできることが増えていって、それがすごく楽しかったです。ただ、勤務時間が長い上に、給与がすごく安かった…。それに耐えられなくなって、退職してしまったんです。

僕が次に選んだのは、大手家電量販店向けに人材派遣を行なっている会社でした。そこで、家電商品や自分たちの会社の商材を提案する販売員を始めたんです。この時の会社選びの基準はぼんやりしていて、「人と話せる仕事がしたい」という感じだったと思います。インフラエンジニアがあまり人と話す仕事ではなかったので、そこが寂しかったのかもしれませんね。

そういうわけで販売員としてしばらく働いていたのですが、この仕事がとても楽しかった。自分がオススメしたものにお客さんが注目してくれて、購入を決意してもらえる。「自分でやりきった!」という達成感を得られる毎日でした。もちろんスランプに入ることもあって、そんな時にはツライ思いをしたものですが、今となっては良い思い出ですよ。

そんな風に楽しく働いていた僕に転機が訪れたのは、入社から3年ほどが経った頃でしょうか。いくら実績をあげていても昇給に結びつかなかったんです。それに、仕事自体に専門性や資格があるわけじゃないから、「将来もずっと同じ仕事を続けられるのかな…?」という疑問もありました。それで2度目の転職を考えることにしたんです。

この2社での経験で得た教訓は、「事前にしっかりと企業について情報収集してから転職活動することが大切だ」ということ。これまでは少し無軌道に会社選びをしていたなと、反省しました。

失敗を繰り返さないために、「長く働けそうな会社」をとことん探した。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
転職活動を始めたのは、2社目に在職していた頃からでした。転職をする上で重視していたのが、当時交際していた女性と結婚できる環境かどうか…という部分でした。だから、「給与や会社の雰囲気的に、長く腰を据えて働けそうかどうか」の視点を大切にしていたんですよね。業界に関しては、僕が運転好きということもあって、特にドライバー職に絞って求人を眺めていました。

この転職活動中、肝に銘じていたのは、過去と同じような失敗を繰り返さないことでした。だから、慎重な転職活動を心がけましたね。求人情報を見るときは、隅から隅までしっかり確認。それだけじゃなくて、クチコミサイトやホームページもくまなくチェックしていました。それで「給与はどんな風に上がっていくんだろう」「馴染めそうな雰囲気かな?」といった疑問をある程度は解消してから、応募を決断していました。結果的に応募したのは3社だけで、そのうちの1社がフィットだったんです。

ギャップのない転職を叶えるために、面接は「自然体の自分」で。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
フィットの面接前に意識していたのは、「自然体」で面接に臨むことでした。だって、面接で自分をよく見せて内定だけを勝ち取っても、入社後に「こんなはずじゃなかったのに…」となってしまいそうだったから。それで早期離職に繋がったら、これまでの失敗の繰り返しになってしまうと思ったんです。だから面接では、しっかり本心を伝えるスタンスを徹底していました。

面接時、ほかに大切にしていたのは、「自分が調べてきた情報と違いはないかな?」というところ。慎重に情報収集していても、実態と全然違っていたら意味がない。だから、クチコミサイト・ホームページから読み取れた会社の雰囲気や求人情報の中身と食い違いがないか、そこに注目しました。その点フィットは、面接の際のお話が全部自分が調べてきたことと一緒。それで、ここでならきっと長く活躍できそうだな、と思ったんです。

さいわい面接に「自然体」で臨んでいたことが「素直」と受け取ってもらえたようで、内定。そのまま入社に繋がりました。

この経験から言えるのでは、「内定をもらう」ことをゴールにせずに、「入社後に長く働けそうか」を目指した転職活動をした方が良い、ということです。そのためにも、「事前に会社のことをしっかり調べる」「飾らない自分で面接に臨む」ことが重要だと思いますよ。

自分の「天職」だと思えるくらい、充実した毎日。

転職してから、毎日が楽しいんです。僕は飲食店などのお客様のためにお酒を運ぶドライバーとして働いているのですが、まず荷物であるお酒を持ち上げるために体を動かすのが楽しい。他にも、お酒の積み込みの順番を考えるために頭を使うのだって面白いです。お客様とお話をして盛り上がるのも嬉しい瞬間だし、誰とも喋らずに黙々と働く時間も気分転換になります。自分で配送ルートを工夫して、いつもと違う道を通るのも愉快ですね。

こんな風に、仕事全体がすごく性に合っていると思っています。これからもドライバーとしてどんどんレベルアップして、将来は自分のグループのグループ長補佐を目指したい。そのためにも、まずは普段から助けてもらっている先輩たちを、こちらからサポートできるようになりたいところですね。毎日が充実していて、本当に良い転職だったと思います。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

真正面から、爽やかに。それが評価ポイントでした。

配送業務課 課長
辻 達哉
評価したポイントと採用理由 面接での第一印象は、「爽やかで真面目」。面接で自分のことをよく見せずに、真正面から向かってきてくれたところが良かったですね。その中でも何より評価したのが、目を見て話せるところでしょうか。やっぱり配送という仕事も、ある意味で「接客業」なんです。だから感じの良い対応ができるかどうか、というのは一つの基準として見ています。その意味で彼は、すごくウチで活躍できる人材だと思いましたね。

そんな彼にこれから期待することは、グループ長の代理として、他のドライバーをまとめるポジションに立つこと。ドライバーとしての職種経験がない人に指示出しをするのは、自分も未経験から成長した人にこそ相応しいと思うんです。だから彼にも、できるだけ早く、上を目指してほしいですね(笑)。
企業情報
会社名フィット株式会社 資本金100,000千円(2021年12月1日時点)
事業内容酒類・食品、建材やオフィス什器などの配送 【配送先】 東京・埼玉・神奈川・千葉・山梨(2021年4月時点) 【保有車両】 トラック258台、ワゴン車23台(2021年4月時点) 従業員数585名(2023年4月1日時点)
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