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2019/11/4

「スキルが足りない」で、諦めない。
​プログラミングを自力で学ぶ努力と、持ち前のコミュニケーション力で内定!

假屋 陽介さんの転職体験記
假屋 陽介Yosuke Kariya(30歳)
  • 転職前システム担当兼キャリアアドバイザー
  • 転職後プログラマー
  • 転職活動期間3ヵ月
  • 応募社数15
  • 面接社数5
この体験記のポイント
  • 新卒で福祉施設へ就職。働く中でPCを扱う仕事に楽しさを見出し、システム担当者としての引き抜きを受けた。
  • システム担当者として入社したものの、メインはキャリアアドバイザー。Webの仕事に専念すべく転職を決意。
  • 転職活動中にプログラミングの勉強を開始。その努力と強みであるコミュニケーション能力が評価されて内定!

福祉施設から、人材会社へ。「人」を支える仕事を選んできた。

今ではプログラマーとして働いていますが、私は元々IT業界にいたわけではありません。

福祉系の大学を出て、新卒では知的障がい者の支援施設に就職しました。意外だと思うのですが、PCを扱う仕事に楽しさを見出したのはこの最初の職場です。実は、医療・福祉業界ってあまりIT化が進んでおらず、アナログなやり方の企業・法人が未だに多くて。なので、私はこれまで手書きだったシフト管理表や経費清算書類のフォーマットをエクセルで作成したり、施設紹介のサイトを作ったりして、どんどん施設内の“IT化”を進めていたんです。その中で、もっとPCを使った仕事がしたいと思うようになりました。副業として個人でサイト制作も始めたのもこの頃です。

そしてある日、サイト制作の依頼を個人的にもらっていた人材会社から「システム担当者」として迎えてもらえるという話をいただきました。いわゆる“引き抜き”です。人材ビジネスに興味があったわけではありませんが「“システム担当者”ということは、PCを扱う仕事に専念できそうだ」そう期待が持てたため、私はこの人材会社に入社する話を受けることにしました。

そして入社したのですが、期待通りとは行かず…。はじめはLPの制作やシステム改修に時間を充てられていたのですが、次第にシステム関連の仕事以外に時間をとられることになったんです。少数制の会社で慢性的な人手不足だったので、キャリアアドバイザーも兼任しなければならなかったんです。月間で100名もの面談を行なう上、1人あたり2~3回面談を行なう会社だったので、人とのコミュニケーションで1ヶ月があっという間に終わっていく。そんな状況の中、次は営業も兼任することが決定しました。いよいよシステム関連の仕事をやる時間がなくなり、いよいよ“システム担当者”と名乗れなくなるなと思いました。自分がやりたかったシステム系の仕事からどんどん遠ざかっていく…、そんな状況を変えるために転職を決意しました。

システム担当者の肩書きはできた。しかし能力アップの実感はなし…。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
前職ではキャリアアドバイザーの仕事がメインだったので、次はWeb系の仕事に就きたいと思っていました。具体的には、システムエンジニアかプログラマー。前職ではサイトを作るといってもワードプレスを使った簡単な作業がメインだったので、今度は自分の手を動かしてWebサイトをつくれるようになりたいと考えました。そしてエン転職などの転職サイトに登録し、求人探しを始めました。

エントリーしたのは多めの15社。自分がどれくらいWebの世界で通用するのか、買ってもらえる経験・スキルがあるのかわからなかったのです。前職は「システム担当者」。だけど、プログラミングスキルなど技術面が鍛えられたわけではない。あまり自信が持てなかったんですよね。実際、書類選考を通過しても、Webについて問われる筆記テストや面接がある企業からは合格をもらうことはできませんでした。「不合格」に直面し、スキル不足を痛感。このままでは憧れのWeb関連の仕事には就けない…。そんな危機感を覚え、コードを書いたり、ITに関するニュースに目を通したりと知識習得を始めました。

「PGに必要な能力は?」を自問。今ある強みで能力不足をカバーした。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
勉強を始めたものの、すぐに効果が出るようになるとは思っていなくて。「他で何か対策を打たないと厳しいな」と考えていました。テクニカルスキルは簡単に身に付くものではないので、アピールできるようになるには時間がかかる。では、今ある知識・スキルで、システムエンジニアやプログラマーとして求められるものはないか?と考えてみました。

そこで気付いたのが、SEやPGなどの技術職でもコミュニケーション能力が求められるのではないかということ、そして勉強し続けられる持続力が必要なのではないかということです。システムをつくる仕事は、クライアントの要望を汲み取る必要がある。コミュニケーション能力は、きっと重宝されるはずだと思いました。私は前職でキャリアアドバイザーも兼ねていて月間で100人の面談を行なっていたこともあり、コミュニケーション能力には少し自信がありました。ですので、応募書類や面接では、月間100人の就業支援の中で培ってきたコミュニケーション能力をアピールする方向にシフトしていきました。また、勉強し続けられる姿勢をアピールするために、IT系のニュースに目を通していること、コードを自分で書いて勉強していることも面接で伝えるようにしていきました。

そんな中で内定をいただけたのが、ビーネックスソリューションズです。大手企業であるということ、エンジニア未経験だった文系出身者もSE・PGとして多数活躍しているという話から安心してスキルを身に付けられる環境だと実感。そして入社を決めました。

開発で大切なのは「認識のすり合わせ」。対人関係力が活きている。

入社後は研修からスタート。PCの基礎、PowerPointやExcelなどのオフィスソフトの操作方法、サーバーの仮想化など初歩的なところから教わることができ、安心でした。

研修後は早速開発チームに配属されました。配属から現在まで、チケット発券システムの開発プロジェクトに携わっています。これが結構複雑なプロジェクトで…。複数のシステムと関連しているので、全体像の把握が難しい。しかし、そんな複雑なプロジェクトだからこそ、持ち前のコミュニケーション能力が活きていると思います。最適なシステムを開発するためには、クライアントの事業内容やシステムの仕様理解が大切。だから、なるべく周囲のメンバーとコミュニケーションをとることで、積極的に情報を集め、理解度を深めるようにしています。また、新たに依頼された業務があるときも、きちんと目的を把握した上で進めるように心がけていますね。そうすることで、開発が進めやすくなっていると感じています。

また、自分の成長スピードを上げるためにも、コミュニケーション能力が役立ったと感じています。開発現場で実務を通じて学んでいくことになるので、先輩とのコミュニケーションが重要でした。自分で考えても分からないことは早めに先輩に相談する。そんな姿勢が、成長を早くしたのかなと思います。そして自分の成長のために周囲から集めた情報は、マニュアルにしたり、一覧化したりすることで、後輩たちのためになるようにまとめています。

私にとって、仕事とは経験を積めるもの。念願だったWeb関連の仕事につき、経験値を積めている今、スキル不足と諦めなくてよかった。心からそう思います。
(取材・執筆:田尻真子/編集:エン転職編集部)
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

うちを「ITを始める場」にしてほしい。意欲があれば歓迎します。

執行役員
森村 正人
評価したポイントと採用理由 当社は、経験不問の採用を行なっています。「ITを始める場」にしてもらえればと思っていますので、意欲があれば大歓迎です。ただし論理的思考や数学に苦手意識があると仕事がしづらいので、そこに抵抗がない方がいいとは思っていますね。

面接で假屋さんに対して抱いたのは「元気で、物事を組み立てて話せる人」ということ。質問したことに対して順を追って説明してくれる姿から、論理的思考ができる方だと思いましたね。キャリアアドバイザーとしての豊富な経験の中で培ったのでしょう、コミュニケーション能力の高さが光っていましたね。また、以前はシステム担当者として働いていたものの、その希望が叶わなかったという話から、開発に携わりたいという意欲も伝わりました。意欲・適性ともに申し分ない。そう判断し、内定を出しています。

現在も強みである、論理的思考とコミュニケーション能力を活かして活躍してくれています。他部署との調整が上手ですし、会社や担当システムに問題点があればまとめて報告してくれます。今後目指してほしいのはリーダー。若い人材の面倒が見れるメンバーとして、組織を引っ張ってほしいです。
企業情報
会社名株式会社ビーネックスソリューションズ 資本金2000万円
事業内容■事業内容 ・ICT分野における人材派遣、アウトソーシング ・自動車分野を中心とした組込みソフトウェアの企画から開発 ・電子回路設計開発及び評価 ※許可番号 労働者派遣事業 派13-070297 有料職業紹介事業 13-ユ-306802 ISO9001認証取得【認証番号:MSA-QS-4550】 従業員数1921名(2021年6月現在)
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