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2021/4/19

自分の希望が、必ず全て叶うわけじゃないから。「優先順位」をつけたことで、運命の職場に出会えました。

有村 将樹さんの転職体験記
有村 将樹Masaki Arimura(26歳)
  • 転職前医療機器のサービスエンジニア
  • 転職後スポーツ施設のインストラクター
  • 転職活動期間3ヵ月
  • 応募社数2
  • 面接社数2
この体験記のポイント
  • 大好きな水泳を仕事にするものの、将来への不安から退職。新しい仕事にチャレンジするも長続きしない。
  • 「将来が見据えられるスポーツ系の仕事」を、譲れない軸に設定。他の希望条件を妥協することで、いい仕事に出会えた。
  • 再び、水泳の仕事に打ち込む充実の日々。キャリアアップの目標もでき、将来への不安なく仕事を楽しめている。

新卒で、希望通りの就職。充実した日々を送る中で、漠然とした不安に襲われた。

高校で水泳に打ち込んだ経験から、スポーツを仕事にしたいという夢を持っていました。夢を叶えるため、進路もスポーツ系の専門学校を迷わず選択。在学中もスイミングコーチのアルバイトをしていました。新卒時代の就活では、学校に求人が届いていたスポーツ系の仕事にエントリー。地元・大阪のスイミングクラブの内定を無事に勝ち取り、念願だった水泳のインストラクターになれたんです。そこでの日々は、今思い出しても充実そのもの。会員の方と仲良くなって、一緒に社会人向けの水泳大会に出たこともあります。大好きな水泳を仕事にしたので、趣味の延長線上のような感覚で、毎日楽しく過ごしていました。

…でも、2年ほど経った頃でしょうか。社会人としてバリバリ活躍している同世代と比べると、自分は水泳の世界しか知らないことがだんだん不安になってきたんです。水泳は自分にとって、好きなことであり、得意なことでもあります。でも、だからこそ、新鮮味がなくなってきた部分もあって。仕事を通して新しいことに挑戦して、さまざまな経験を積んでいる周囲と比べると、「自分は経験値不足なんじゃないか」というぼんやりとした不安が浮かんできました。研修などが手厚い環境でもなかったので、社会人として成長している実感が持てなかったんです。今思えばこの会社でマネジメントにステップアップするといった道もあったかもしれないのですが、当時はそういう考えにも至らず…。同世代と比べて給与が低いこともあって、転職を考え始めました。

夢だった水泳の仕事。せっかく就けたこともあり、葛藤がなかったと言えば噓になります。でも、それ以上に「違う仕事の経験を積んでみたい」という気持ちが強くて。悩んでいるより行動したほうが早いと思い、転職に踏み切りました。

転職を繰り返す中で、原点に立ち返った。「やっぱり、スポーツに関わる仕事がしたい」と。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
漠然とした不安に駆られて転職活動をはじめたものの、特別やりたいことがあるわけではありませんでした。そんな時、知り合いからクリーンセンターで分別作業を行なう仕事を紹介されて。「公共の仕事だし、安定していそうだな」と、やってみることにしました。正社員登用があると聞いて入社したのですが、1年半経っても非常勤のまま。在籍期間が長くなるほど、キャリアアップのチャンスが少ないことが分かってきて。将来が見えないことから、2回目の転職をしました。

次に入社したのは、とある医療機器メーカーです。職種はサービスエンジニア。病院を回って、機械のメンテナンスをする仕事でした。正社員雇用かつ、営業要素・技術要素の両方がある仕事だったので、安定した環境で、新しい経験が積めそうなところに魅力を感じました。でも、実際に仕事が始まると、これがかなりの激務で…。機械トラブルがあれば土日でも呼び出しがかかり、振替休日も取ることができない状況でした。なんとか2年半頑張ったのですが、限界を感じて退職。これまで慎重に転職活動をせずに転職を繰り返してしまったので、一度自分の考えを整理することにしたんです。

過去と向き合う中で思い出したのが、最初に就職したスイミングスクールでの充実した時間。ほかの職種を経験して、改めて「やっぱり自分はスポーツに関わる仕事が好きで、心からやりたいことなんだ」と確信しました。とはいえ、きちんと転職の軸を整理してから転職をしないと、過去の繰り返しになってしまいます。そこで「スポーツに関わる仕事であること」「会社としての将来性があること」「キャリアアップの道があること」「地元の大阪で働ける仕事」「給与と福利厚生が充実している会社」といった軸を設定。今思うと条件が多いな…と思うのですが、次こそは長く働きたいという思いがあったからか、次々と希望が出てきちゃいましたね。

希望を全て満たす仕事が見つからない。検索条件を広げることで、運命の求人に出会う。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
希望条件に合う仕事を探し始めたものの、なかなか求人がヒットしませんでした。そもそもスポーツ系の求人が多くなかったので、希望を全て満たす求人となると、かなり数が限られていて。ピンとくる仕事に出会えないまま、時間が過ぎていきました。当時は離職中だったので、だんだん焦りが出てきて。選択肢を広げるために、思い切って「譲れない条件」「譲れる条件」を整理したのですが……これが正解でした。

絶対に譲れなかったのは「スポーツ系の仕事」という軸です。その次に「安定性・将来性」…つまり「会社が安定しているか」「研修など、成長できそうな環境はあるか」といった部分を見ていました。そこでまずは、スポーツに関われそうな求人をワード検索でピックアップ。初めから絞り込みを掛けるのではなく、できるだけ条件を広げた上で、ヒットした求人を片っ端からチェックしました。その次に重視していた「安定性・将来性」は、詳しく求人を見る中で確認していました。

元々は「地元の大阪で働ける仕事」という軸がありましたが、それも一旦無視しました。生まれ育った大阪を離れることに抵抗はありましたが、天秤にかけて考えてみると「スポーツ系の仕事をずっと続けられること」は、大阪で働けることよりも優先順位が高いと気づいたんです。

そうやって求人を探すうちに、運命的に東京ドームスポーツに出会うことができました。水泳インストラクターとしての業務もあって、安定性としても申し分ない。「ここだ!」と思いましたね。面接で気を付けたのは、過去の経験を素直に話すこと。水泳の仕事をしていたのに、なぜ辞めてしまったのか。どんな経験を経て、なぜもう一度この仕事をしたいと思うようになったのか。転職回数は多くなっていましたが、それを経て「やっぱりスポーツの仕事で生きていきたい」「今度こそ長く働くために、キャリアアップも目指したい」という考えに至ったので、包み隠さず伝えました。また、入社後にギャップがないように、キャリアの道筋や研修制度については自分から質問し、確認しましたね。

はじめから理想通りの仕事が見つかればベストですが、それって結構ラッキーなことだと思います。僕みたいに「いい仕事が見つからない」と悩んでいる人がいれば、譲れない軸を整理したうえで、広く求人を探してみるのもいいんじゃないでしょうか。選択肢を広げることで、いい出会いがあるかもしれません。

水泳に向き合う充実した日々。漠然とした不安も、キレイに消え去った。

東京ドームスポーツには、2020年10月に入社しました。スポーツクラブの運営スタッフとして、スポーツに関わるイベントの準備をしたり、水泳のインストラクター業務をしたり…と、大好きなスポーツに触れる毎日を送っています。指導にはブランクがありましたが、面倒見の良い先輩たちに恵まれたので、安心して復帰できました。スキルアップに意欲的な同僚が多いので、指導方法の情報交換をしたり、レッスンを見てフィードバックし合ったりできるのも嬉しい。 子どもから大人まで、自分が指導した人が成長する姿を見られるのは、やっぱりいいものです。これからも、指導スキルには磨きをかけ続けたいと思います。

また、これからの目標もできました。館長になることです。今の会社には安定性もありますし、キャリアの道筋や研修制度が整っています。はじめの会社と違って、自分自身が成長できている実感があるので、もう昔みたいに「漠然とした不安」を抱くこともありません。インストラクター業務だけじゃなくマネジメントにも挑戦して、歳を取っても活躍し続けられるようにしたいな…と、将来のビジョンを見据えられています。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

画面越しでも、誠実さが伝わってきました。

採用担当
大久保 佳祐
評価したポイントと採用理由 当社の使命は、お客様の健康をスポーツを通じてサポートすること。こうした考えに賛同してくださる方を求めています。また、スイミングスクールからスタートした会社ですので、水泳指導には特に力を入れています。そのため有村さんは、当社が求める人材そのもの。経験は申し分ありませんでした。その上、こちらの質問に丁寧に、真剣に答えてくれる姿勢から、誠実さや人柄の良さも感じられました。

実は、有村さんの面接は、オンライン上で実施したんです。途中、通信の関係でこちらの質問が聞き取りにくい部分が何度もあったのですが、嫌な顔一つせずに「もう一度よろしいでしょうか?」としっかりと聞き直してくれてるところも好印象でしたね。当社では水泳の指導以外にも施設の管理運営業務に携わっていただくのですが、そういった仕事への意欲も感じられました。すぐに「ぜひ当社で働いていただきたい!」と伝えたのを覚えています。

入社からまだ日は浅いものの、持ち前の誠実さで既に周囲からの信頼を得ています。まさに期待通りの活躍です。今後は行政との折衝業務や労務管理など、事務的な能力も磨いていただき、ぜひ館長を目指してほしいですね。有村さんの今後の活躍が、僕自身とっても楽しみです。
企業情報
会社名株式会社東京ドームスポーツ 資本金3000万円
事業内容スポーツクラブの運営・管理及びその受託 指定管理施設の運営・管理 温泉施設の運営・管理及びその受託 キッズ施設の運営・管理及びその受託 屋内型スポーツ施設の運営・管理及びその受託 従業員数252名(2023年3月時点)
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