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2021/9/9

人生、何が起きるか分からない。ドライバーからマーケターへ、異例の転身物語。

大地 晃平さんの転職体験記
大地 晃平Kohei Ohchi(32歳)
  • 転職前ドライバー
  • 転職後マーケティング営業
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数2
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 新卒後、ルーティンワークに惹かれてドライバーの道へ。しかし、だんだんと将来の不安を感じるように。
  • 趣味で始めた「動画配信」で心理学の面白さに気づき、マーケティングの世界へ。
  • 全くの異業種からの転身。大きな不安を抱えつつも「何事もまずやってみる」の精神で挑み、転職成功。

コツコツ進めるドライバーの仕事。性には合っていたが、「このままでいいのか?」と考えるように。

私の前職は、長距離ドライバー。これまで何度か転職しているのですが、今の会社に入るまではずっと運送業勤務でした。1つ前の会社では4tトラックで全国をまわり、雑貨やレジなどの機械を配送していました。新卒後にドライバーという仕事を選んだ理由は、「手順どおり進めるルーティンワークがしたかったから」。20代の頃は、あまり頭を使わなくていい仕事に惹かれていたんです。実際、決められたルートを走ってコツコツ商品を配っていくドライバーの仕事は、自分の性に合っているなと感じていましたね。

しかし、20代も後半に差し掛かってきて、だんだんと将来に不安を感じるように。言ってしまえば、ドライバーは運転さえできれば誰でもできてしまう仕事です。このまま頭を使わない仕事をしていていいのだろうか?ドライバー以外の仕事ができない人生になってしまうのでは?という不安が頭をよぎりました。人と喋る機会もかなり少ない仕事なので、余計に不安が募ってしまって。そこから、ドライバー以外の仕事への転職を考えるようになりました。

「動画配信」がきっかけで、心理学の面白さに気づき始めた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
転職先を決めるきっかけになったのは、ドライバー時代に趣味でやっていた動画配信。SNSを使って悩みを抱えている人を集め、人生相談に乗るという生配信をしていました。しかし、最初は全然上手くいかず。相手に納得してもらえる言葉をかけられず、むしろ「そういう答えが欲しいんじゃないです」って指摘されたこともありました。そこで、相手の心を動かすにはどうしたらいいんだろう?と、心理学について学び始めたんです。そこから、人の行動の裏にある心理を知ることに、面白さを感じるようになっていきました。

そして、いくつか本を読んだり動画を見たりしているうちに、世の中には心理学を応用した仕事がいくつかあることに気づきました。その中の一つが、広告・マーケティング。人は知らず知らずのうちに色々な情報や状況に心理的な影響を受けていて、それが「どの商品を購入するか」という行動にも現れてくるのだそう。世の中にあるほとんどの商品は、その心理学を活用して売られているのだと知りました。そして、マーケターと呼ばれる人たちが、商品やサービスを売るための仕組みを作っているということも。マーケティングを仕事にしたい、自分の考えやアイデアで世の中の役に立ってみたい。そんな気持ちが大きくなり、私の本格的な転職活動が始まりました。

「経験者歓迎」の求人ばかりで不安を感じる転職活動。それでも、目指したいゴールに向けて挑戦しつづけた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
早速、『エン転職』に登録して「未経験OK×マーケティングに関われる仕事」という条件で求人を探しました。しかし、マーケティングの仕事は経験者が優遇される世界。未経験者が歓迎される求人は、そう多くはありませんでした。実際、未経験OKと書いてあった1社に応募したのですが、書類選考で落とされてしまって。厳しい現実を知り、正直「転職に失敗するのでは…」と不安や焦りも感じましたね。でも、私はそこで簡単に諦めることはしませんでした。そもそも、転職失敗とはどういうことを指すのか?と一旦落ち着いて考えたんです。その結果出たのは、単なる恐怖心で行きたい会社の選考を諦めて、何となく別の道に進んでしまうことが自分の中での本当の失敗だ、という答えでした。

そこで、めげずに求人を探していた時、見つけたのがIMK。IMKは『UPDATE THE WORLD』というミッションを掲げる会社。様々なコンテンツに「エンターテインメント×教育」というテーマを取り入れた、手に取る人の世界をアップデートする自社サービスを展開しており、プロモーションまで自社で行なっています。私が応募したマーケティング営業は、マーケターとして消費者の心を動かす企画を考えつつ、営業として提案も行なうという仕事内容。「自分の頭で考える仕事や、人と話す仕事がしたい」と考えていた自分にとって、理想に近い環境だなと感じました。また、決め手になったのは、オフィスの風景。社内のバーカウンターのようなお洒落なリフレッシュスペースで、社員の方が喋っている写真があったんです。「わざわざこんなカウンターを用意するなんて、よほど社員想いな、仲のいい会社なんだろうな」と感じて、応募を決意しました。

面接は、やはり緊張しましたね。でも、書類選考では受かっていたので、経験ではなく意欲を重視した選考なのだろうと考えました。であれば、良い所ばかりを必要以上にアピールするより、自分の性格・タイプや、志望動機を理解してもらうことのほうが大切だと思ったんです。そこで、紋切り型のきれいな自己PRなどは特に用意せず、自分がマーケティングに興味を持った理由や、今までの失敗談やそこからの学びなどについて、赤裸々に話すことを意識しました。結果、無事合格。諦めなければ夢は叶うのだと、改めて思った瞬間でした。

待っていたのは、いち社員の意見が採用されやすい環境で、マーケティングを楽しむ日々。

入社してまず驚いたのは、風通しのいい社風。研修期間中にある会議に出させてもらったんですが、そこで入社2~3日目の私が意見を求められまして。分からないなりに答えたところ「それ良いね、早速明日試してみようか」と、なんと採用してもらえたんです!入社年次や役職に関係なく発言ができる環境なのだと、ひしひし感じた瞬間でした。

今は、マーケティング営業として“思わずクリックしたくなるwebページ”を考えたり、サービスのプロモーション戦略を丸々考えたり…と、入社当時に思い描いていた仕事ができています。自分で出したアイデアがカタチになり、さらにそれが反響として返ってくる面白さがありますね。そして、リーダーとして部下2人の育成にもチャレンジ。本当に充実した毎日です。今後は、部下の育成にもっと注力したいな~と思っているところです。

転職活動を通しての学びは、やっぱり「不安や焦りに負けないこと」ですかね。自分が心から挑戦したいと思う仕事があるなら、まずは躊躇せず応募してみる。どうせダメだと思っていたら、案外とんとん拍子に進んでしまうことだってあると思います。自分の人生がどう転ぶかなんて、誰にも分からないものですからね。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

経験ではなく、「その人自身」を見る選考をしています。

採用担当
夏山 結衣加
評価したポイントと採用理由 まったくの未経験で入社した大地さんですが、今では当社に無くてはならない人ですね。今はプレイングリーダーとして2人のメンバーを見てくださっていますが、大地さんのチームは雰囲気がとても良く、いい成績も残しているんです。これは恐らく、大地さんの人柄の良さが理由。リーダーというと上から管理するイメージですが、大地さんは必ずメンバーの目線に立って、2人と並走するような動きを取るんです。コミュニケーションもよく取っているイメージです。実は、私は大地さんと同期入社。面接も社長が行なったため私は選考に関わっていないのですが、こういった「ひたむきさ」が評価されたんだろうな、と思っています。

IMKには、大地さんのように未経験で入社した社員が大勢います。というのも、あまり選考で経験を重視していないから。当社の採用基準は、大きく分けて2つあります。1つはカルチャーマッチ。『UPDATE THE WORLD』というミッションを掲げているので、挑戦心や向上心のある方と一緒に働きたいなと思っているんです。もう1つは、コミュニケーション。色々な部署やメンバーと連携して仕事を進めていくので、人と話すことが好きな方がマッチすると思います。大地さんは経験こそ無いものの、この2つに当てはまる方。同期なので少し恥ずかしいですが、一緒に働けてとても嬉しいですね。
企業情報
会社名株式会社IMK 資本金900万円
事業内容■ヘルスケア領域 ■ビューティー領域 従業員数43名(2023年9月時現在)
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