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2022/4/28

私って本当は何が好き? 焦らずに自己分析をしたら、企業と両想いに。

後藤 凛さんの転職体験記
後藤 凛Rin Gotou(21歳)
  • 転職前エステティシャン
  • 転職後写真館の接客スタッフ
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数3
  • 面接社数3
この体験記のポイント
  • 高校卒業後、美容への興味からエステティシャンに。やりがいは大きかったが体力的な不安が……。
  • 初めての転職活動は順調。ふと立ち止まって自己分析をしたら、本当にやりたい仕事と出会う。
  • 写真館の仕事は思った通りの楽しい毎日。「また担当して」と指名されるたびに自信になっている。

「美容が好き!」と始めたエステティシャン。予想外の大変さがあった。

高校卒業後に就職したのは脱毛サロンでした。もともと美容が好きだったので、お客様をきれいにできるのも、自分自身の美意識が上がるのも素敵だなぁと思ったんです。高校時代もいろいろな接客販売のアルバイトをしていましたが、フルタイムの仕事は初めてでしたから、最初は「正社員ってこんなに忙しいんだ!マルチタスクって大変!」と驚きました。

それでも、仕事自体は本当に楽しかったんですよ。私からご提案したプランを受け入れてもらえて、きれいになったお客様が喜んでくれる様子は、目に見えてわかりやすい成果ですよね。「目に見える成果」でやる気がでるタイプだったので、毎日積み重ねていくのが楽しくて。モチベーションにつながっていました。

転職を考え始めた理由は、プライベートとのバランスです。正直、自分の時間はとりづらかったんです。忙しいと帰宅が22時を過ぎることも多かったですし、2ヶ月に1回くらいは出張もありました。関東で働いていたんですけど、東北や関西、遠いと沖縄への出張もあって、長ければ1ヶ月間くらい。他店のスタッフと仲良くなれるのが嬉しかったとはいえ、さすがに体力的にキツくなりました。いつも先の予定が見通せない不安もありますし。上司に相談すると、その状況をすぐに変えるのは難しいという話だったので、残念ですが別の道を考えることにしました。

「好き」を軸に求人を絞る。緊張しつつも選考は順調に進んだが……。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
高校時代の就活は学校に来た案内の中から選んで決めたので、自分で正社員求人を探す転職活動は初めて。最初は「世の中にはどんな仕事があるんだろう?」とあれこれ眺めることからはじめました。ネットで「埼玉 正社員 接客」と検索したりして。その中で転職サイトも大手がいくつかあると分かったので、その1つの『エン転職』に登録しました。

早速、家から通える範囲で・残業が少なくて・正社員で・福利厚生がある程度しっかりしていて……と絞り込んで。あとは直感で興味を持った求人を見て、比べて、ということの繰り返しです。最終的に残った3社は、「接客」や「ありがとうと言われることがやりがい」という点が共通でしたね。やっぱり私は人と接するのが好きなんだな、と思いました。

でも、いざ応募するとなると迷うことがたくさんありました。書類を作るときは「自分の思いを上手く言葉できない!」「違う意味で伝わったらどうしよう?」と迷いました。面接に呼んでもらえても、「高校時代の就活ルールとどう違うんだろう?」と不安に。動画サイトで「面接でのノックの仕方」「御礼の仕方」とかを検索して調べて、一生懸命イメージトレーニングしました。それでも当日は頭が真っ白になっちゃったりしましたけど(笑)コツコツ準備をしていたからか、最初に応募した2社からはとんとん拍子で内定を頂くことができたんです。

ただ、決めてしまって良いのかまた迷いはじめて。次の仕事もすぐに辞めるわけにはいかないし、後悔はしたくない。残った1社の候補も現場を見てみたいし、と心が揺れました。

立ち戻ったのは「自己分析」。本当に自分に合う仕事を選べた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
迷ったときに思い出したのは自己分析でした。仕事探しの第一歩は自己分析だと言いますよね。もともと自分磨きにつながる心理学の本が好きで、読んだ本には「自己分析とは過去を見つめるもの」「過去のことを書き出すと自分が求めていることが分かる」と書いてあったんです。そうだ!と思い出して、ノートに書き出しながら考えました。

高校時代にアルバイトをしているときから、人と話すことは好き。でも「ただ話すこと」と「話す中で相手を喜ばせること」は似ているようで違う。私が本当に好きなのは何だろう? そんなことを考えながら、過去に嬉しく感じた場面やお客様に言われて嬉しかった言葉を書き出していきました。

そうして気づいたんです。自分の軸は「話すこと」じゃない、「目の前のお客様を深く知って、喜びのために一緒に何かを作っていくことなんだ」って。そうすると、先に内定を頂いた会社は、仕事内容や働き方が少しズレているかもしれないと感じました。

一方、最後の候補だった加藤写真の「フォトガーデンキラリ」は、写真館を訪れる方々と近い距離で接客ができる仕事。ホームページでスタッフの方々を見ると良い雰囲気でしたし、ネットでお客様のクチコミを調べても「またココでお写真を取りたい!」といった声が大半だったので、きっとサービス精神旺盛なんだろうなと想像しました。

実際に、面接の時点からとてもホスピタリティに溢れていて安心感がありました。緊張しつつも、まるで自宅にいるような安心感があって、面接を終えてお店を出た瞬間にはもう「私はここだな」と思っていたんです。だから、内定の連絡がきたときには本当に嬉しかったですね。

指名をもらえると嬉しい。自分も相手も笑顔になれる仕事。

今は、写真館のアシスタントをしています。七五三などで訪れるお子さまへの着付けや、撮影する際に盛り上げたりサポートしたりするアシスタント業務、事務系の仕事も少し、という感じです。最近は振袖の購入やレンタルにあたってのご説明もしています。

担当したお子さまが笑顔になってくれて、「次もまたおねえさんに担当してもらいたい!」なんて言ってもらえると、自信につながりますね。「次のお子さまも絶対に楽しませるぞ!」って燃えちゃいます。やることの幅は広くて覚えることも多いですが、より効率よく・さらに満足してもらえるように、と考えて頑張っているところです。今の仕事に慣れたら、振袖のご提案などももっと踏み込んでいきたいです。

そうそう、働き方も変わりました!残業は前職より少ないですし、出張もありません。自分の時間を作れて気持ちに余裕が生まれるだけじゃなくて、友達と遊べる日が増えたのが嬉しいです。予約が多い日も「今日は忙しそうだけど仕事の後に楽しみがあるから頑張るぞ!」って思えるようになりました。

転職に成功してから改めて振り返ってみると、私が大切にしたいのは「自分も相手も笑顔になれる」ということなんだと思います。そういう “軸” を自覚できて、ピッタリ合う仕事と出会えて良かったです。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

あった瞬間に「いい!」と思える、人柄がにじみでていました。

採用担当
霜田いずみ
評価したポイントと採用理由 私たちが採用において大切にしているのは、「この人に接客してもらいたいな」と思えるかどうかです。経験ではなくマインドの部分が重要。たとえどんなに豊富な経験があっても、マインドにズレがあると、長く一緒に働くことは難しいだろうと思っています。応募書類から読み取れることには限界がありますし、実際にお会いすることに力を入れています。

後藤さんは、実はもう会った瞬間に「良い!この人!」と思っていたんです。何よりもまず、笑顔で相手の目を見て自分の気持ちを話すことができる姿勢が評価ポイントです。素直でまっすぐな雰囲気も良かったですね。お話ししていて、キラリでお客様の接客をしている像がすぐにイメージできました。

今後の後藤さんには、「彼女にしか出せない良さを最大限に発揮すること」を期待したいと思っています。持っている能力は一人ひとり違いますから、型にはまる必要はありません。「これやっちゃだめかな?こんなことを言っちゃだめかな?」と思わないでほしいんです。持ち前の明るい雰囲気などを活かして、いろんなことにチャレンジしてくれたら嬉しいですね。まだまだ若くて可能性があるので、とても期待しています。
企業情報
会社名株式会社加藤写真 資本金1000万円
事業内容成人振袖事業 フォトスタジオ事業 ラボ事業 学校アルバム事業 従業員数95名(2022年5月)
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