動画でCheck!
取材から受けた会社の印象
取材に応じてくださったのは、早稲田大学の食堂で働く入職2年目の高橋さん。以前はチェーンの飲食店で働いていたそうです。
食に関わるやりがいを感じられた前職も、人員不足で手一杯になったり、休日も急な出勤要請に備えてスマホを常に確認したり、厳しい環境だったのだとか。一緒に働くアルバイトスタッフに無理を強いる場面もあり、心苦しさに悩んだそうです。
転職してからの変化を聞くと、「大学生協は営業時間がキッチリ決まっているので、残業が大幅に減りました」「年間シフトを組むタイミングで旅行を計画できるようになって嬉しかったです」とのこと。スタッフの負担を減らすオペレーション改善なども出来て嬉しいとおっしゃっていました。
次は別キャンパスの食堂を任されることも決まり、「学生バイトの学びの場にもしたい」「もっとメニューを増やしたい」と前向きに語る高橋さん。その姿から、若手がいきいきと活躍できる環境なのだと感じました。
この仕事のやりがい&厳しさ
やりがい■現場の一人ひとりが食堂を変えていける。
メニューに限らず、食堂運営の細部まで工夫や改善ができます。たとえば早稲田大学の食堂では、供給数アップを目指して品揃えを変更しました。具体的には “供給数” の内訳を分解して「1人あたりが手に取る点数を多くしよう」と発想。人気のメニューを分析し、多くの人が取る小鉢「ポテト&コーンサラダ」が品切れしないように工夫。その結果、狙い通りに供給数がアップしたそうです。安定した食堂運営と組合員の満足、その双方を実現できるアイデアは特に歓迎・評価されます。
■「同じ1日の繰り返し」がない面白さ。
上記の他にも、大小様々な工夫が好影響を生むことがあります。「食材ロスを減らすためにスタッフの意識を変える工夫」でロスの総額を前月の半分まで減らしたり。来客数の見込みと必要なスタッフ数を割り出し、パート・アルバイトスタッフの希望が叶いやすいシフトを実現したり。ルーティンを繰り返すだけではない、飽きの来ない仕事です。
新しい取り組みにも積極的だからこそ、乗り越えなければならない壁も多くなるでしょう。しかし周囲と協力して何かを成し遂げる分、達成感も格別。それを味わうことができるのは大学生協ならではの魅力と言えそうです。
メニューに限らず、食堂運営の細部まで工夫や改善ができます。たとえば早稲田大学の食堂では、供給数アップを目指して品揃えを変更しました。具体的には “供給数” の内訳を分解して「1人あたりが手に取る点数を多くしよう」と発想。人気のメニューを分析し、多くの人が取る小鉢「ポテト&コーンサラダ」が品切れしないように工夫。その結果、狙い通りに供給数がアップしたそうです。安定した食堂運営と組合員の満足、その双方を実現できるアイデアは特に歓迎・評価されます。
■「同じ1日の繰り返し」がない面白さ。
上記の他にも、大小様々な工夫が好影響を生むことがあります。「食材ロスを減らすためにスタッフの意識を変える工夫」でロスの総額を前月の半分まで減らしたり。来客数の見込みと必要なスタッフ数を割り出し、パート・アルバイトスタッフの希望が叶いやすいシフトを実現したり。ルーティンを繰り返すだけではない、飽きの来ない仕事です。
新しい取り組みにも積極的だからこそ、乗り越えなければならない壁も多くなるでしょう。しかし周囲と協力して何かを成し遂げる分、達成感も格別。それを味わうことができるのは大学生協ならではの魅力と言えそうです。
厳しさ■まずは地道な信頼関係の構築から。
食堂運営は正規職員の力だけで出来るものではありません。力を合わせて働くパート・アルバイトのスタッフは、1つの食堂で10~30名ほどになります。長く働くスタッフも多いため、最初は「自分のほうが食堂のことを知らない……」と気後れする場面もあるはずです。まず大切なのは、改善要望があればすぐ取り組む、何事も率先して自分から動く、といった頑張る姿を見せることです。地道な積み重ねによって信頼関係を築かなければ、周囲を巻き込んだ取り組みも進めづらくなってしまいます。
■スタッフにも寄り添った対応が必要。
パート・アルバイトの中には「調理場しか経験したことがない」「ホールしか経験したことがない」といったように、自分の担当分野以外のことを知らない場合も多いそうです。その状態が連携の足かせとなり、「業務バランスが平等じゃない」といった不満を引き起こしてしまうこともあるとのこと。大勢の意見を聞いて落としどころを見つけたり、決定事項を納得してもらえるよう逐一説明したり……といった難しさもあります。
食堂運営は正規職員の力だけで出来るものではありません。力を合わせて働くパート・アルバイトのスタッフは、1つの食堂で10~30名ほどになります。長く働くスタッフも多いため、最初は「自分のほうが食堂のことを知らない……」と気後れする場面もあるはずです。まず大切なのは、改善要望があればすぐ取り組む、何事も率先して自分から動く、といった頑張る姿を見せることです。地道な積み重ねによって信頼関係を築かなければ、周囲を巻き込んだ取り組みも進めづらくなってしまいます。
■スタッフにも寄り添った対応が必要。
パート・アルバイトの中には「調理場しか経験したことがない」「ホールしか経験したことがない」といったように、自分の担当分野以外のことを知らない場合も多いそうです。その状態が連携の足かせとなり、「業務バランスが平等じゃない」といった不満を引き起こしてしまうこともあるとのこと。大勢の意見を聞いて落としどころを見つけたり、決定事項を納得してもらえるよう逐一説明したり……といった難しさもあります。
この仕事の向き&不向き
向いている人◎主体性を発揮したい方
◎アイデアを活かしたい方
「本部が各チェーン店に指示を出す」といった絶対的な指示系統がある飲食店とは異なり、「各大学生協で組合員のニーズに合ったサービスを提供する」ということが良いとされています。何が求められているのか、それにどう応えるべきか、自ら考えて行動できるタイプの方にピッタリです。「アイデアを活かす」「改善を重ねる」といった仕事が好きな方はご活躍いただけるでしょう。
◎アイデアを活かしたい方
「本部が各チェーン店に指示を出す」といった絶対的な指示系統がある飲食店とは異なり、「各大学生協で組合員のニーズに合ったサービスを提供する」ということが良いとされています。何が求められているのか、それにどう応えるべきか、自ら考えて行動できるタイプの方にピッタリです。「アイデアを活かす」「改善を重ねる」といった仕事が好きな方はご活躍いただけるでしょう。
向いていない人▲チームワークを大切にできない方
パート・アルバイトスタッフをまとめる立場ではあるものの、横柄な態度で接するのはNG。勤続年数に関係なく、一緒に働く人には敬意と思いやりを持って接することが不可欠です。高圧的なコミュニケーションを取ってしまえば「周囲から頼られる人」になることは難しいでしょう。
パート・アルバイトスタッフをまとめる立場ではあるものの、横柄な態度で接するのはNG。勤続年数に関係なく、一緒に働く人には敬意と思いやりを持って接することが不可欠です。高圧的なコミュニケーションを取ってしまえば「周囲から頼られる人」になることは難しいでしょう。