一定時間分の残業代が給料の中に含まれている、という意味合いです。この「みなし残業代」は、実際の残業有無に関わらず支払われます。

E.Sさまがご覧になった求人企業では、月あたり40時間分の残業をしたものとみなして、20万円の月給の中に、あらかじめ40時間分の残業代（5万円）を組み込んでいます。月あたりの残業時間が40時間以内であれば別途残業代の支給はありません。ただ「超過分は追加支給」の記載通り、40時間を超えた分の残業代は別途支給されます。

たとえば、以下のような支給になります。

▼月あたりの残業時間が「35時間」だった場合
⇒残業代の別途支給なし

▼月あたりの残業時間が「42時間」だった場合
⇒2時間分の残業代が別途支給される

E.Sさまが不安視されている点ですが、ここでの「40時間」とは、実際に40時間の残業があるということではなく、40時間分の残業を強制されるものでもありません。実際の残業時間がどれくらいになるのかは、求人企業へ直接ご確認ください。

なお、「みなし残業代」と同じ意味合いで、「固定残業代」「定額残業代」と書かれている求人もあります。今後のご参考にしてください。