裁量労働制とは、仕事の具体的な進め方や時間配分を社員の裁量に委ねる制度のことです。労使協定などにより、「この仕事内容なら、通常これくらいの労働時間がかかるだろう」という「みなし労働時間」を定めます。
たとえば、みなし労働時間が1日8時間の場合。1日の労働時間が10時間でも、4時間でも、「8時間の労働」とみなされます。8時間を超えた分については、時間外手当は支給されません。いっぽうで、みなし労働時間が10時間の場合は、所定労働時間の8時間を超過した2時間分の時間外手当が、あらかじめ支払われます。
また、裁量労働制には、専門業務型と企画業務型の2種類があります。いずれも、業務の性質上、何時から何時まで働くといった業務時間等をあらかじめ決定することが難しい分野のため、この制度が導入されています。たとえば、デザイナーやゲームプログラマ、Webディレクターなどクリエイティブな仕事が挙げられます。
なお、制度の詳細は企業ごとに異なります。詳しい内容は、応募企業に直接確認してください。