結論から申し上げますと、正式に内定が出た後でも一応断ることは可能です。ただ、決しておすすめはできません。
書類の内容にもよりますが、仮に入社の条件がきちんと書いてある契約書の場合、それにサインすれば内定を正式に受諾したということになります。正式に受諾すると、これは「雇用関係が成立した」とみなされます。ですので、内定辞退するときも法律上の退職手続きに従う必要があります。つまり、2週間の時間的余裕を持って会社に辞退の意向を伝えなければならないのです。このルールを守る限りは、入社承諾後も辞退することはできると言えます。
ただ、会社側はY.Mさまの雇用のために、少なからぬコストと時間と労力を投下しています。募集の費用、面接の労力、入社に向けての準備にかかるコストなど…。正式に内定が決まった後に辞退するということは、それらのコスト・時間・労力が無駄になるということです。もし、一度契約し、辞退するお考えであるのでしたら、企業に迷惑をかけてしまうということは認識していただき、なるべく早く連絡するなど誠意をもって対応するようにしてください。
なお、書類が届いたからといって、必ずサインしなければいけない、ということではありません。学生のときとは違って内定を受け、その後気軽に辞退を申し入れることは難しいです。よく考えて、内定を受諾するかどうか決めていただけたらと思います。