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2018/2/19

残業を敬遠していたけれど。
スキル・給与がついてくるなら、悪いものではありません。

桐野 明仁さんの転職体験記
桐野 明仁Kirino Akihito(32歳)
  • 転職前ケーブルテレビの工事請負
  • 転職後ハイヤー乗務員
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数8
  • 面接社数2
この体験記のポイント
  • 「好き」を仕事にした前々職。サービス残業で理想と現実のギャップを感じた。
  • 好きだった車を軸に、やりがいも給与もどちらも手に入る仕事に出会えた。
  • 残業は悪いことじゃない。だって自分に返ってくるものだって思えたから。

「好き」を仕事にしたけれど、サービス残業の多さに転職を決意。

話が前々職にまでさかのぼりますが、私は元々、車の整備士をしていたんです。なぜ整備士になろうと思ったかというと、高校時代に見たスポーツカーのアニメに影響されて、車を見るのも乗るのも好きだったからです。車に関わる仕事に憧れて整備士になりました。

ただ、働いていくなかで、理想と現実のギャップが生まれてきたんです。それは労働環境。例えばサービス残業です。始業前の掃除をするために朝早く出社して、終業は22時・23時など遅くなることも多々。月の残業時間が100時間を超えてしまうこともあったと思います。車に関わる仕事ができたことは良かったのですが、遅くまで仕事をがんばっても、給与にも還元されない。だんだんに疲れてしまったんです。

そんなとき、知人がタイミングよく、前職のケーブルテレビ関連の仕事を紹介してくれました。業務委託という形で、テレビ・電話・インターネットの開通のために端末を設置して設定まで行なう仕事です。整備士の職場を離れたくて転職をしましたが、ここでも給与面の不安は変わりませんでした。なぜなら業務委託は大元の会社から依頼を受けてはじめて仕事が発生し、その件数によって給与が決まるからです。

幸い、私が働いているあいだ、大きな給与の波はありませんでしたが、将来、家庭を持ってマイホームを買ったり、子供が生まれたりというところまで考えると、給与に波があるというのは不安だなと感じていて。だから、将来のことを考えて、給与面でも安心して長く働ける職場を探そうと決意したんです。

好きだった車関連の仕事に再挑戦。やりがいも報酬もどちらも手に入りそうな仕事に出会えた。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
車が好きでしたので、エン転職などのサイトを使って、車関連の仕事を探しました。前々職の経験を活かそうかなと思って、整備士の求人も見ましたが、サービス残業のことを思い出して、応募はしませんでした。

整備士以外に車好きを活かせる仕事はないかな?と探していたときに、ハイヤー乗務員の募集を見つけました。他にも車の開発や機械メンテナンスをする会社など8社ほど応募はしましたが、一番魅力を感じたのはハイヤー乗務員でした。給与など待遇面の情報を見て、安心して働けそうだなと思ったのと、そして何よりも「できたらかっこよさそう!」という印象を受けました。「高級車に乗れること」は、車好きの僕にとってはワクワクがとまらなかったんです。それに、社長やVIPなどすごい方たちを載せることで、一流のマナーを身につけられたり、学べることも多そうだと思いました。

結局、応募した8社のうち、日本交通を含めて2社面接に進みました。1社は自動車の製造スタッフでしたが、応募時点から魅力に感じていた日本交通のハイヤー乗務員に決まったらよいなと思っていました。

トントン拍子に内定。ただ、そのあと厳しい教育期間が待っていました。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
面接はトントン拍子に進み、内定をいただくことができました。

私の場合は、二種免許を持っていなかったので、まず2週間は二種免許取得からはじまりました。朝から晩までみっちりのスケジュールで教習所に通いました。二種免許をとったあとに、研修施設に2~3ヶ月ほど通います。朝から定時まで座学と実習。実習はハイヤーに乗って行ないますが、隣に教官が乗って、道・交差点・ホテル・施設などの名称を覚えていきます。都内には交差点、ホテルなどの施設が沢山ありますので、覚えるのはとても大変で、暗記力をフルに使いました。

どうしてそんなに覚えるかというと、ハイヤー乗務員の仕事はただ目的地に送り届ければよいものではなく、お客様の状況に合わせて最善の道を選択できるようにならないと一人前ではないからです。近道でもデコボコしていたりする場合は、あえて大通りを使うという選択を柔軟に行なうためには、まず知識が必要です。

そうして半年間、みっちり研修をして、やっとテストに合格することができました。

お客様に快適に過ごしてもらえるように経験を積んでいきたいです。

研修を終えて、社長付きのハイヤー乗務員になって1カ月が経ちました。いまはとにかく社長に快適に過ごしてもらうことだけを考えていますね。

はじめのうちは事前準備に苦労していました。事前に1週間分の社長のスケジュールをいただくので、天気や渋滞情報を調べながら、どの道を通るのが最適かを事前に調査します。それが大変だったのですが、少しづつ慣れてきました。

社長の予定に合わせる形になるので、待機時間が長くなったり、夜遅くまで残業することもありますよ。ただ会社に仮眠場所が設けられているので身体的な辛さがないのと、残業した分は残業代が支給されますので苦にならないんです。前々職でのサービス残業の経験があって、残業って嫌なものって思っていましたが、今は残業した分、きちんとお給料で返ってきますし、その分経験も詰めますし。今では率先して残業したいくらいです(笑)


今はまだ新人ですが、経験を積んでいって、道・施設なども熟知して、どのお客さんに対しても最高のサービスができるような状態になりたいです。
いつかTVで見るような著名人も載せてみたいですね!
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

「車が好き」「給与を稼ぎたい」以上に、この仕事へのやる気が大切です。

中央第二営業所 主任
住永卓之
評価したポイントと採用理由 彼の場合は、仕事自体に魅力を感じてくれていたこともありますが、それに加えて将来のビジョンがハッキリしていたのが大きなポイントでした。

というのも、入社後の研修が厳しいからです。「車が好きだから」「給与が良いから」という理由で当社を志望する人が多いですが、仕事そのものに興味をもって、やる気をもってくれる方でないと、うちの研修制度にはついてこられません。なぜ当社の研修が厳しいかというと、約半年の研修が終わったら、一人前のハイヤー乗務員として、社長など要人をお乗せすることになるからです。新人も30年選手も、お客さまから請求する金額は一緒。半年間で一人前にならなくてはいけないですから厳しいですよ。彼の場合は、将来結婚してマイホームを持ちたいというビジョンを描いていました。明確なビジョンがあるから、うちの研修制度にもついてこられるだろうし、長期的に頑張ってくれるだろうという期待をもちました。

期待通り、彼は厳しい研修を乗り越えて、1ヶ月ほど前からハイヤー乗務員としてデビューをしてくれました。経験を積んでいけば、彼が入社時に描いていた「家庭をもって、マイホームを買うんだ」というビジョンだって十分に実現可能ですから、今はどんどんハイヤー乗務員としての経験を積んでほしいと思っています。
企業情報
会社名日本交通株式会社 資本金1億円
事業内容一般乗用旅客自動車運送事業 ★イノベーションや生産性向上に役立つ先進的な取り組みを行なう企業・団体を表彰する、サービス産業生産性協議会主催の「ハイ・サービス日本300選」に選ばれました。 【所有台数】 ハイヤー:1,625台(674台+運行管理請負951台) タクシー:7,561台(連結会社4,425台+業務提携会社3,136台) (2023年4月時点) 従業員数1万2200名(2024年5月時点)
掲載中の求人情報
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