⾼校卒業後、最初に働いたのは、太陽光発電パネルの設置やリフォーム⼯事を⾏う会社。実家が建築関係の会社を営んでいるので、いつか会社を継ぐために、親しみのある商材を扱う会社で勉強しようと思ったんです。営業の仕事は好きでしたが、会社のやり⽅に納得できない部分がありました。ノルマとされている売上をクリアしても、⼀切給与には反映されないんです。

それどころか、ノルマを達成しない社員と給与はまったく同じ。2年ほど働きましたが、特に評価に差は出ませんでした。正直、僕は成果を出せているほうだったので、どうしてもモヤモヤしてしまって……。頑張りが正当に評価されて、自分に還元される環境で働きたいと思うようになり、会社を辞めて転職活動を始めました。ただ、転職活動はかなり駆け足で進めていました。というのも、このままだとキャリアに⻑期のブランクができてしまうことに、会社を辞めてから気付いたから。なるべくサクサク次の仕事を決めたいという思いで転職活動を始めました。

転職の軸は、もちろん「頑張った分稼げるかどうか」。経験が活かせて稼げる営業職を中心に探していました。あとは、売りやすいほど稼げると思ったので、扱う商材にも注目しましたね。ジャパンネットは、スマホアプリやWebサイトの営業。時代的にニーズが⼤きいと思いました。あとは、新電⼒の営業なんかにも目を付けていました。ちょうど電⼒が自由化されたばかりでしたから、お客様に提案しやすいと思ったんです。

いくつか気になる求人を⾒つけたのですが、⾒⽐べているうちに「求人に書いてあることって本当なのかな？」「こちらの会社のほうが稼げそうに⾒えるけど、どうなんだろう？」と、いろいろな疑問が沸いてきて選べなくなってきてしまいました。ネットで情報を検索したりもしましたが、時間だけがどんどん過ぎていって……。結局、⾒ているだけでは正解はわからないし、転職先も決まらないことに気付いて、まずは応募してみることにしました。最初に応募したのは、とにかく成果を上げた分が収入に反映されそうな点に惹かれたジャパンネット。すぐに面接が決まって、ほっとしました。

面接は、会社をよく知って、気になることをすべて解消する場にしようと思っていました。1次面接では、求人サイトに書いてあった給与、インセンティブ、就業時間、残業、福利厚⽣……。⼀つひとつ、本当かどうか聞いていったんです。丁寧に回答をもらえたので、会社への信頼が増しましたし、ここで内定をもらえたら良いな、という思いが強まりました。

2次面接では、正直「採用されるんじゃないか」という手応えがあったんです。でも、こればかりは自分の感覚では分からないので、「内定はもらえるんでしょうか」って、その場で率直に聞いてしまいました。自分でも⼤胆なことをしたな、とは思います（笑）。でも、もし不採用だったらすぐに次の会社を探さないといけないですから。そうしたら、その場で内定をもらえたんです。さすがに正式な通知は後⽇もらうことになりましたが。積極的に⾏動を起こしてみたら、思いの外あっさり決まって驚きました。1ヶ月で転職先が決まったので、安堵の気持ちも⼤きかったですね。

今は、スマホアプリを企業様に提案する営業をしています。個人で経営しているような飲食店や美容院、クリニックなどが中心です。お店専用のスマホアプリを作ることで、リピーターを増やすことができるので、提案するとすぐに導入を決めてくださるお客様が多いです。

もちろん受注した分はインセンティブとして毎月の給与に上乗せされるから、ここ数ヶ月の月収は40～50万円くらい。やっぱり、頑張った分だけ稼げるのが嬉しいです。当然前職より収入は上がりましたし、同世代の友人よりも稼いでいる感覚があります。入社してから、毎月給与明細を⾒るのが楽しみになりましたね。

職歴にブランクを空けたことで不安な気持ちになったりもしましたが、勇気を出して⼀歩踏み出したことがきっかけで、スピーディーに転職ができて良かったと思っています。