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2019/2/25

応募は、憧れの企業1社だけ。僕がその内定をつかむまで。

梅田 祐太朗さんの転職体験記
梅田 祐太朗Yutaro Umeda(31歳)
  • 転職前工事スタッフ
  • 転職後コンクリートの切断工事スタッフ
  • 転職活動期間1ヵ月
  • 応募社数1
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 「もっと大きな仕事がしたい」と、広島の会社から転職を決意。応募したのは、憧れの企業1社だけだった。
  • 「絶対に受かってやる」と、履歴書を工夫。専門用語をあえて使い、知識や意欲をアピールした。
  • 面接でも飾ることなく、等身大の言葉で率直な想いを伝えた。入社後もその人柄で、社内の愛されキャラに。

もっと深く携わりたいと思った「コンクリート切断工事」。その想いが、広島から東京への転職を決意させた。

前職は、広島にある親戚の会社で、コンクリートの穿孔(せんこう)工事を手がけていました。平たく言うと、コンクリートに穴を空ける工事ですね。というのも、親戚の会社が人手不足。もともとコンクリートの切断工事を行なう東京の会社に勤めていたこともあって「手伝ってくれないか」と誘われたんです。将来的にその会社を継ぐのも悪くないかぁと思って、転職とともに広島へ移住しました。

2年ほど親戚の会社で働きましたが、その親戚と仕事に対する考え方が合わなくて。毎日のようにケンカしてました(笑)。また、穿孔工事といってもその会社がやっている工事の一部で、かつ以前やっていた切断工事とは似て非なるもの。どうせ仕事を続けるのであれば、より経験のある切断工事がいいな…と思うようになりました。広島に行く前から結婚していたんですが、妻がしきりに「東京に帰りたい」と漏らしていたのもあって、再び転職と移住を考え始めたわけです。

応募したのは、第一志望にしていた一社だけ。その分、「絶対に受かる」という覚悟で臨んだ。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
実は僕、ちょっと転職先の探し方が変わってて。転職サイトなどで「いい会社ないかなー」って探していたわけではなく、最初から「第一カッター興業で働きたい!」と思ってたんですよ。というのも、東京でコンクリートの切断工事をやっていたときに、第一カッター興業の下請けとして一緒に仕事をする機会が少なくありませんでした。手がける工事の規模が段違いで、ひそかに憧れてたんです。なので、普通の検索エンジンで第一カッター興業の求人を探し、たまたま掲載されていたのがエン転職だったので、そのままと登録して応募した…という流れなんです。

広島にも第一カッター興業のライバル会社があって、実はそこからも「ウチで働かない?」って声はかけられていました。でも、広島県内で転職するとなると親戚のメンツもありましたからさすがに気が引けました。何より「どうせなら大きなところで勝負したい」という気持ちが強かったので、結果的に第一カッター興業のみを受けることにしました。また、東京で前と同じ業種に就く、しかも前の会社と取引のある会社です。きっと前いた会社の社長の知るところにもなるでしょう。よくしてもらって恩義も感じていたので、これで選考に落ちたらもう二度と東京には戻れない…それくらいの覚悟で、選考に臨みました。

だから、まずはWeb履歴書の自己PR文はめっちゃがんばって書きました。もともと経験はあったので、知識や経験があることをわかってもらえるように、未経験では知らないであろう専門用語をあえて散りばめるといった工夫をしたり。きっと、そこを見るだろうと思ったので。また、素直に「もっと大きな仕事をしたい」という気持ちを書き、意欲が伝わるようにしましたね。

カッコつけても、緊張するだけ。面接は自然体で。言葉は等身大に。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
そうした工夫が功を奏したのか、面接をしてもらえることになりました。けれど住んでいるのは広島県。上京する必要がありましたが、当日に交通機関の乱れで遅刻しては大変です。万全を期すためにも、前日に会社の近くのホテルをとって当日に備えました。身内の会社とはいえ仕事をしながらの転職だったんで、そのスケジュールを調整するのには苦労しました。最初は親戚に内緒で転職活動していたのですが、もう素直に「転職したいから休みたい」と伝え、おやすみをもらえました。あとで聞いたら「そんな大手に絶対受かりっこない」って思われてたから許可したらしいですけど(笑)。

「絶対に受かりたい」って思っての面接でしたが、かといってカッコつけて面接をしたって、結局緊張して失敗するだけだな…とも思いました。だから、面接では本心をぶつけようと思ったんです。第一カッター興業に昔から憧れていたことだったり、もっとスケールの大きな仕事がしたいってことだったり。そして、この会社しか受けていないってことも伝えましたね。受からなかったら、広島の会社を継ぐしかない…その覚悟もそのまま。とはいえ、面接自体はすごく和やかで雑談みたいな雰囲気だったので、そうした僕の想いも気取った言葉を使って誇張したりとか大げさに伝えたりってわけではなく、いつも話すような調子で伝えることができました。

僕は「この会社に行きたい」というのが明確にあったし、第一カッター興業しか結局受けていません。賭けみたいなものでした。だから面接の結果が出るまで2週間くらいかかったのですが、もうその間は生きた心地がしなかったですね。受かってよかったです。本当に。

手に入れたのは、「大規模案件」を手がける誇り。そして、気のおけない仲間たちだった。

2018年の4月に入社しましたが、入社前に憧れていたように、すでに規模の大きな案件を担当させてもらっています。たとえば高速道路の橋脚や発電所、ダムといった大型の構造物の切断などを経験しました。前職では民間マンションの解体などだったので、今とは規模が全然違います。動くお金の大きさも、それこそケタ違いですからね。やっぱり誇らしい気持ちになりますよ。現場の規模や切断する構造物が異なれば、使用する工法などもまるで違う。経験者として入社しましたが、初めて学ぶことだらけでしたね。半年経った今でも、正直すべて身についたなんて、恐れ多くて言えません。でも、毎回の現場が新しいことへの挑戦なんで、日々が刺激的ですよ。

仕事を楽しめているのは、一緒に働く同僚たちの存在も大きなって思います。配属になった埼玉営業所は、20~30代が中心で他の営業所と比べても年齢層が若いんです。だから仕事中だけでなく、プライベートでも一緒に過ごすことは多いですね。最近では草野球チームをつくって、仕事のあとに集まって練習したり。他にも釣りやボウリングなんかに一緒に行くこともありますよ。親戚の会社にいたときは、会社というか地域そのものの高齢化が進んでいて、同じ世代の人間と遊ぶなんて考えられなかったですから、今すごく充実していますね。広島から東京に戻ってくるって、僕の中では大きな決断でした。でも、その結果、仕事への誇りとかけがえのない仲間を手に入れられたなって、強く感じています。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

1年目なのに「10年目?」といじられる。決め手にもなった「感じの良さ」で、今では愛されキャラです。

埼玉営業所 工事課
比嘉 渉
評価したポイントと採用理由 面接での印象は、「物怖じしない、落ち着きのある人だな」というもの。20~50代まで幅広く面接していましたが、中でもしっかり受け答えができる方でした。当社の面接は雑談みたいなもので、あまり定型的なものではないんですよ。その中で、人となりを見ていくというか。しかし中には用意してきた答えの中に適切なものが見つけられなかったのか、世間話をしているつもりが全然会話が続かない…という方も少なくありません。当社の仕事はお客さまともコミュニケーションを取る機会が多いので、面接の場だというのに自然体で感じよく話すことのできる梅田さんの印象がとても良かったんですよ。

また、梅田さんが広島に行く前に勤めていた会社とは協力関係にありますので、在籍していたころの評判を聞いてみたりもしました。すると、誰一人梅田さんを悪くいう方がいなかったんですね。面接では多少なりいい格好しようとするものですが、評判からも仕事を一生懸命、きっちりと行なう人なのだということがわかりました。そのため、確かに内定まで2週間ほど期間が空きましたが、実は社内ではすぐに内定が出ていたんです。

入社してから1年も経っていない梅田さんですが、持ち前の人当たりの良さもあって「もう10年目?」と周りにいじられるくらい営業所に馴染んでいます。経験をお持ちではありますが、それを鼻にかけるようなこともありません。技術的にも人間的にも「どの現場を任せても大丈夫」という安心感があるんです。近い将来、最近入ったもう1名とタッグを組ませて、2枚看板として活躍してもらえたらな…と思っています。今後まだまだ当営業所では人員強化をしていくので、人数も必然的に増えていきます。そのときに、梅田さんにはみんなのまとめ役となってもらえることを期待しています。
企業情報
会社名第一カッター興業株式会社 資本金4億7030万円
事業内容各種舗装、コンクリート構造物の切断及び穿孔工事(ウォータージェット工法、ダイヤモンド工法)、工場等のメンテナンス 従業員数424名(2022年6月時点)
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