1. エン転職TOP
  2. 転職ノウハウ
  3. わたしの転職体験記
  4. 30代で、キャリアチェンジを決断。 家庭を持つ未来に、退職を選びたくないから。
2019/5/6

30代で、キャリアチェンジを決断。
家庭を持つ未来に、退職を選びたくないから。

長田 蓉さんの転職体験記
長田 蓉Yo Nagata(31歳)
  • 転職前広告代理店の企画営業
  • 転職後派遣会社の人材コーディネーター
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数4
  • 面接社数3
この体験記のポイント
  • 20代で、アパレル、保険、広告…と3つの業界を経験。どの業界でも仕事を楽しむことができた。
  • 30代になって出産や結婚を意識。長く働き続けるために「働き方」を変えるための転職活動を開始。
  • 女性のキャリア形成を応援している人材派遣会社に内定!公私ともに充実した日々を送っている。

仕事だけで終わる毎日。「楽しい、好き」だけで、仕事は続かない。

私は、この会社に入るまで3つの業界を渡り歩いてきました。アパレルに始まり、生命保険、そして広告。どの仕事も嫌になったのではなく、全てポジティブな転職理由だと自分では思っています。実際、どの業界でも仕事を楽しめていました。

1社目の退職は、会社都合で仕方なく。アパレルの販売員だったのですが、会社の事業撤退が決まり、退職するしかありませんでした。そして2社目では、大手生命保険会社の営業職へ。公私ともに充実した日々を送っていましたが、海外留学のために退職しました。

そして帰国後に入社したのが、3社目の広告代理店です。ここでは、アーティストやキャラクターなどのグッズ制作を提案し、商品化までの制作進行も行なっていました。お客様からの要望を汲んで、人気アーティストやキャラクターをモチーフにしたグッズをカタチにしていく。そんな仕事はワクワクできて、楽しかったです。ですが、すごく多忙で…。次第に自分の時間をつくることが難しくなっていきました。朝8時頃から夜遅くまでずっとお客様からの連絡が途切れず、製造を依頼している海外工場とのトラブルなどで土日出勤することもありました。

1週間が、仕事だけで終わっていく。「仕事が楽しい」だけの気持ちでは、体力がもたなくなっていました。「仕事は好きだけど、この会社は長く続けられないな」と諦めモード。30代を迎えたこともあり、結婚や出産を意識するようになっていましたが、仕事と家庭を両立していくイメージが持てませんでした。

でも「働くこと自体は好きだから、辞めたくない」という葛藤があって…。結婚や出産を経ても仕事を続けられるように「働き方を変える」ための転職活動を始めました。

変えるのは「働き方」。どんな仕事でも、楽しめる自信があったから。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
3度目の転職活動。ですが今回もネガティブな退職理由ではなかったので、引け目を感じることはありませんでした。「結婚や出産などのライフイベントを迎えても、長く働き続けられる職場を探したい」そう前を向いていました。すぐに転職しなきゃという焦りもなかったので、いい会社が見つかったら受けてみようくらいの心構えで。広告代理店での仕事は続けながら、マイペースにじっくり求人を探していきました。

長く働くための転職活動だったので、エン転職で求人を検索する時に「残業月20時間以内」「完全週休2日制」「土日休み」などの項目にチェックを入れていました。まずは、仕事以外の時間を大切にできるかどうかを確認。その後に、仕事内容が楽しそうかどうかを検討していきました。業界や職種は特に絞っていません。これまで3つの業界で働いてきて、自分ならどこで働いても楽しめるだろうと思ったんです。

結果、エントリーしたのは4社。エスプールヒューマンソリューションズをはじめとする3社の人材コーディネーターとシステム会社のIT事務です。この時に工夫したのは応募書類の作成。情報をつめ込みすぎないように心がけて、端的に伝えることを意識しました。長々書いても採用担当の負担になるだけで、読んでもらえないと思ったんです。

「年収ダウン」での内定。お金より、ゆとりある生活を選んだ。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
エントリーした4社のうち、3社書類選考を通過しました。そしてエスプールヒューマンソリューションズも、無事に面接の機会をいただくことができました。

面接の日、開始時間ギリギリに到着した私を迎えてくれたのは、穏やかな雰囲気の副社長でした。心身ともに疲れきっていた自分とは対照的。こんなに落ち着いた方がいる会社なら、自分もゆとりある生活を手に入れられるに違いない!そう期待が高まりました。「最後に何か質問はありますか?」と聞かれ、思わず「入社したら、部下として一緒に働けますか?」と聞いてしまったほど(笑)。

そして無事に、エスプールヒューマンソリューションズと、もう1社からほぼ同時に内定を獲得。しかし第一志望のエスプールは、雇用条件を提示された際に、前職よりも年収が下がることがわかって…。正直、お給料の面では他社の方が月数万円プラスだったので、悩みました。

悩んだ末「働き方を落ち着けたい」「長く働ける職場がいい」という初心に立ち返り、エスプールヒューマンソリューションズで人材コーディネーターになることを決めました。

働きやすいだけじゃない。女性のキャリア形成を応援してくれる会社。

今回入社した人材派遣業界も、私にとって初挑戦の業界です。人材派遣とは、派遣スタッフとして登録があった求職者を、働く人を求めている企業に紹介し、就業することで収益を得るビジネス。私は人材コーディネーターとして、求職者の面談を行ない、派遣登録を進め、希望や適性にあった求人を紹介し、就業までをサポートしています。

現在で入社4ヶ月目。先輩から仕事を教わり、自分で実践してみる…を繰り返して、できる仕事を増やしているところです。派遣登録の説明会や、求職者の方との面談も、すでに私主導で進めさせてもらっています。早期に仕事を任せてもらえるのは嬉しいです。

仕事でやりがいを感じるのは、派遣スタッフの希望に添ったベストな求人を紹介できたとき。派遣で就業してもらう方の場合、いかに本音で話してもらえるかが大切になってくるんです。納得した上で、就業を決めてもらえないと、結果的に離職につながってしまう。だから私は働く上で「相手の意図を汲むこと」と「きちんと対話すること」を心がけています。きちんと対話ができて、ピッタリな職場を紹介できたときには嬉しくなります。

今後の目標は、人材コーディネーターをまとめるリーダーになること。会社として「2020年までに、女性管理職を3割に増やす」という目標もあり、それも追い風になっています。女性のキャリアを応援してくれる会社で、自分もキャリアアップしていきたいです。
(取材・執筆:田尻真子/編集:エン転職編集部)
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

「聞く」と「話す」のバランスが絶妙。コミュニケーション能力が随一です。

人事部 採用担当
高橋 花衣
評価したポイントと採用理由 どの職種にも共通しているのですが、経験ではなく、人物重視の選考を行なっています。人材コーディネーターとしては具体的にどんな方を求めているかというと「コミュニケーション能力」と「向上心」を持った方です。

長田さんの第一印象は「落ち着いた方」だったんですが、面接に大きな荷物を抱えていらっしゃって。落ち着いて見える中に、秘めた熱意のようなものを感じました。今の会社で、仕事に一生懸命打ち込んでいらっしゃるのだろうと察しました。その印象から「向上心」があるという点についてはクリアしていると判断しましたね。

採用の決め手になったのは、何と言ってもコミュニケーション能力の高さです。面接の場合、たくさん話そうとする方が多いのですが、彼女はこちらの話をよく聞いてくれたんですよね。一方で、自分の言葉で想いを伝えるのも上手でした。「聞く」と「話す」のバランスがよく、コミュニケーション能力の高さを感じました。人材コーディネーターとしての適性の高さを感じ、ぜひうちで活躍してほしいと思いました。

複数社から内定をもらった中で、うちへの入社を決めてくれた彼女。今後希望するキャリアを積み、マネージャーへの道を邁進してもらいたいです。応援しています。
企業情報
会社名株式会社エスプールヒューマンソリューションズ 資本金1億5100万円
事業内容人材ソリューション事業、総合人材サービス 一般労働者派遣:派13-304642 有料職業紹介 :13-ユ-304408 登録支援機関 :22登-007450 従業員数416名(2022年11月末時点)
「働きがい」で転職・求人情報をさがす
転職ノウハウ