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2014/12/18

目の前のお客さまとだけ向き合える、理想の接客をみつけた。

吉川 穂菜美さんの転職体験記
吉川 穂菜美Honami Kikkawa(28歳)
  • 転職前ジュエリー販売スタッフ
  • 転職後タクシードライバー
  • 転職活動期間3ヵ月
  • 応募社数1
  • 面接社数1
この体験記のポイント
  • 「接客」という大きな軸を持ち、幅広い業種から探した。
  • 子どもの頃からの興味・憧れを実現できる仕事に挑戦。
  • 説明会に参加することで、社風を理解して選考へ進んだ。

自分のやりたい接客スタイルじゃない。

前職は、ジュエリーショップの販売スタッフとして、7年間働いていました。販売員が集めた生の声を商品の企画・開発側に伝える機会があり、求められる商品を届けられる喜びを感じられる仕事です。1万円以下の商品から数十万するマリッジリングまで扱っていたので、学生・社会人を問わず多くのお客さまと接することが魅力のひとつでした。

長い間勤めていたので、少しずつ重要な仕事を担当させてもらえるようになって。売り場の責任者というポジションを任せてもらえるようになりました。そこでの体験が、転職のきっかけにつながっています。

ポジションが上がったことで、接客だけに夢中でいられる立場じゃなくなったんだなと実感するようになりました。やはり会社ですから、売上の目標がある。本来なら、お客さまと一緒に商品を見つけていく接客をしたいと思っていました。でも先輩からは「ときには売上のことを考えた提案も必要だよ」とアドバイスされて、だんだんと接客中に目標数字が頭をよぎるようになって。

会社の中で働いているわけですから、売上が大事なのは理解できるんです。でも、自分のやりたい接客とはズレを感じるようになったことから、転職を決意しました。

やっぱりサービス業、接客をしたい。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
ジュエリーショップを退職する2ヶ月くらい前から、どんな仕事があるのか少しずつ調べるようになりました。

やっぱりサービス業、接客をしたいという気持ちはあったのですが、それ以外の部分についてはまったく未定。接客業という軸で幅広く、例えば、飲食店やジュエリー以外の販売という仕事を考えてみました。飲食には興味があったので、離職中に知り合いのレストランでアルバイトをさせてもらって。でもそこは、ミシュランのガイドに載っている繁盛店だったということもありますが、とにかく忙しかった。バイトで働く分には楽しいけど、正社員としてやっていく自信は持てなかったんです。

他にも、ホテルでの接客というのを見たり、たくさんの接客業を見比べました。そんな中で、偶然見つけたのがサポートドライバーという募集。運転はできるし、子どもの頃、バスの運転手さんに憧れていたこともあったので気になったんです。

ドライバーというと、男性が就く仕事というイメージがありますよね。でも私が見つけた求人には、女性がたくさん活躍していると書いてありました。実際に働いている女性ドライバーさんの写真がたくさん載っていて、「ここは本当に女性が活躍できるのかもしれない」と思えたのが大きかったです。ドライバーという仕事への憧れもあったので応募をしてみました。

説明会の参加はハードルが低かった。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
数多くの企業をチェックしたんですが、実際に選考に進んでみたのは一社だけなんです。それもいきなり面接や試験ではなく、説明会に参加するという形でした。応募した職種と別に、ホスピタリティ・アテンダントという仕事があって、その説明会が開催されるというのを伺ったので参加してみようと。いきなり面接を受けるとか、試験を受けるよりもハードルが低いと感じられました。

説明会に参加してみると、その会社で働いている人にたくさん会えたのが良かったです。社風を肌で感じられたというか、どんな人がいるのかわかって、しかも皆さんとても親切でした。未経験から挑戦するので、職場の人が親切だと安心できますから。仕事内容はもちろん、一緒に働く人に会えたことで、自分が働いているイメージができた。ここでなら「がんばれそう」と思えたことで、選考に進むことにしたんです。

その後、面接を一回と運転の試験がありました。実は都内で運転するのが初めてだったので、すごく緊張して(笑)。しかも、人や車が多い赤坂を走ることになるなんて。隣に社員の方が乗車してくださったおかげもあり、事故も違反もなく終了。5日後くらいに合格のお電話をいただいて、その場で働くことを決めました。合否を待っている間は、「やってみたい」という気持ちがどんどん強くなっていたので、合格できて嬉しかったです。

タクシードライバーって大変そう。

説明会や面接で不安を解消できるように話をしてもらったのですが、実際に働くまで「タクシードライバーの仕事は大変そう」という印象があったのは事実。でも今では、「自分に合ってるかな」と思えるようになりました。転職で実現したかった、一人ひとりに合わせた、寄り添うような接客ができていると感じるんです。

それに、お客さまだけじゃなく、先輩や同期にあたる人たちにも様々な人がいて。年上の方が多いので、すごく親切にしてもらっているんですよ。中には自分のお父さんと同じ年齢の同期もいて(笑)。様々なバックグラウンドを持つ人たちと働けることも、楽しみのひとつです。

まだ営業を始めて2週間しか経っていないんですが、それでも様々なお客さんとの出会いがあります。夜勤をしていれば「女性だから心配。気を付けてね」と言ってくださる人がいたり。道を丁寧に教えてくださって、「慣れてくればどうにでもなるもんだよ」と声をかけてくれたり。お客さまは千差万別なので、それぞれに合わせた対応を求められるのも面白いですね。話し好きなお客さまであれば、こちらから積極的に話しかけますし、一人で静かにしていたそうな方であれば、最低限の会話しかしない。経験を積んでいけば、そういう勘所もすぐにつかめるようになると思っています。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

タクシードライバーを接客業と捉える「おもてなし」志向に可能性。

管理部 人財採用課
和田 優貴子
評価したポイントと採用理由 新卒でこの業界へ入る人もいますが、多くは未経験からの中途入社というケース。タクシードライバーに必要な2種免許を持っていないので、入社後に取得してもらう流れが一般的なくらいです。

当社に限らず、タクシードライバーは「大変な仕事」というイメージがあるので、採用活動において応募していただく部分に課題があります。まずは「タクシードライバー=大変」という印象を、「働きやすい、働き続けられる」という正しく認識してもらう必要があるんです。ですから当社においては、応募・面接とは別に説明会を開催するようにしています。

特別なスキルとしては、もちろん運転免許は必要なのですが、難しい知識や技術は必要ありません。一番重要になってくるのは、丁寧な接客ができる・お客さまと接したいという気持ちの部分。吉川さんについては、本人の志向性と当社が目指す方向のマッチングがポイントでした。

元々ジュエリーの接客で感じた接客業の魅力をもっと得ようとしている、一貫性のあるキャリアの志向。接客業で「おもてなし」をしたいという考え方に好感を持ちました。また、前職よりも幅広い人への接客をしたいという、向上心に大きな可能性を感じられたのも評価のポイントです。

当社は今後、よりホスピタリティを向上させた接客を目指しており、彼女の志向が非常に近しいものだと感じられました。タクシードライバーの仕事を接客業と捉えている点からも、入社してからの活躍が期待できますよね。
企業情報
会社名国際自動車グループ 資本金1億円(国際自動車株式会社)
事業内容<各社共通>旅客運送事業 <国際自動車の取り組み> ◆kmグループホスピタリティカレッジ ※業界先駆け 社員の研修の充実のため自社教育センターを開校。 ◆つり銭出入金システム ※業界先駆け 業界では乗務社員がつり銭を用意するのが一般的でした。当グループでは乗務社員の負担を減らすため、会社側でつり銭を用意しています。 ◆フェンダーミラー「ミラクルミラー」 ※業界先駆け フェンダーミラーを通常のサイズよりも大きくし、運転時の視認範囲拡大により安全性の向上を図るとともに、ドライバーの疲労軽減を実現。 ◆ガラスコーティング 車両に汚れがつきにくくなるよう、全車輌をガラスコーティング。ドライバーの洗車にかかる手間を軽減。 従業員数7161名(2024年3月末現在) ※国際自動車グループの合計
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