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2021/6/24

大切にしたのは、自分の過去を振り返り、「転職で何を実現したいか」をはっきりさせること。

坂井 光希さんの転職体験記
坂井 光希Mitsuki Sakai(24歳)
  • 転職前大手家電量販店の販売スタッフ
  • 転職後理美容家電のPRスタッフ
  • 転職活動期間2ヵ月
  • 応募社数2
  • 面接社数2
この体験記のポイント
  • 人と関わる仕事に魅力を感じ、大手家電量販店に販売スタッフとして入社するものの、仕事の進め方にギャップがあり退職。
  • 自分の過去を振り返り、「お客様に寄り添える接客スタイル」が合っていると再認識。転職の軸を決め、面接でもアピール。
  • 面接官からは「志望動機を明確に語れている点」が評価され、自分にあった接客スタイルで働ける環境に転職できた。

「接客がしたい」──そんな想いだけで、会社を選んだ高校時代。

高校時代は、地域のケアセンターで0~2歳児の子どもたちをお預かりする、学生ボランティアとして活動していました。興味本位ではじめたボランティアでしたが、子どもたちとふれあうことだけではなく、親御さんとの日々の会話もすごく楽しくて。元々人とのコミュニケーションが好きだったこともあり、すぐ馴染むことができました。

ボランティアの中でも特に喜びを感じていたのは、子どもや親御さんと深く関わり合いながら、関係性を築いていけること。1人ひとりの子どもの性格や好きな遊びを把握したり、「○○くんは、今日は転んでも泣き出さなかった」など、子どもの様子を細かく親御さんにお伝えしたりすることを大切にしていました。そんなボランティアを通じて、自分の原点である「人と関わる仕事っていいな」という想いが芽生えたと思います。

そして高校3年生の就職活動の時には、「接客の仕事をしよう」と決断。学校にきている求人票の中から、接客・販売系の仕事に絞って就職先を探していました。ただ、自分がやりたい“仕事の軸”が決まったことは良かったのですが、会社選びについては右も左もわからない状況。当時は「社名も聞いたことあるし、住まいから近くて通いやすいから…」という理由で、大手家電量販店での販売スタッフの仕事を選びました。

前職の大手量販店では、自分が理想とする接客とのギャップに悩んでしまった。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ1
就職先となった大手家電量販店では、研修が明けてから理美容家電のフロアへ配属されることに。当時の自分にはあまり馴染みのないジャンルの商品だったのですが、配属前は「イチから商品の知識を身につけて頑張ろう!」と意気込んでいました。

しかし、実際に業務をはじめてすぐに気づいたのは、学生時代のボランティアとは違い、なかなか1人ひとりのお客様に寄り添う時間が取れないということ。販売スタッフといっても、もちろん接客・販売以外の業務が多く発生するのですが、配属となったフロアは社員数も少なく、接客時間を多く確保することが特に難しい環境でした。日によっては、フロア内で1日中「正社員が自分だけ」ということもあって。品出しやレジ対応など、すべて自分が1人で担当することに負担を感じていました。

さらに理美容家電のフロアは店舗の入り口近くにあったことから、業務の中では季節商品や飲料品など、非常に幅広い商品を扱わなければいけない実態も。担当の理美容家電だけでなく、1日中色々なジャンルの商品のレジ対応をせわしなく続け、まさに”コンビニ”のような状態になってしまうこともありました。そうして業務に忙殺される中で気づいたのは、次第に自分が「ただお客様が求める商品を売るだけ」の存在になっていること。それからは、「これが、本当に自分がしたかった仕事なのか…」と自問自答する日々がつづきました。他のフロアへの異動もすぐにできるわけではないので、悩みながらもしばらく働きましたが、入社から3年が経ったころに転職を決意しました。

大切にしたのは、自分の過去を振り返り、「転職で何を実現したいか」をはっきりさせること。

成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ2
当時21歳で初めての転職。自分自身、高校時代に企業のネームバリューなどに引っ張られてしまい、安易に会社を選んでしまった実感はあったので、「次は絶対に同じことを繰り返さない」という気持ちで転職活動を始めました。

そこでまず行なったのは、「転職で自分が何を実現したいか」をハッキリさせること。当時はパートナーとの同棲なども考えていたため、正直なところ給与や待遇、勤務地などの諸条件も大切でした。ただ前職のように「自分はなんのために働いているのか」がハッキリしないと、また仕事が長く続かずに“退職・転職”を繰り返してしまうのでは…という心配もあったし、そうなってしまうと元も子もありません。だからこそ、まず自分が仕事で実現したいことを考えました。

考えを整理する上で振り返ったのは、「自分がこれまで心から“楽しい”と思えたことはなんだろう」ということ。私の場合は高校時代のボランティアがその1つでした。当時行なっていたボランティアの内容をはじめ、子どもたちや親御さんと関わる中での喜びを振り返る中では、「やっぱり人と関わることが好きだ」と再認識できたし、目の前にいる1人ひとりとしっかり向き合える接客スタイルが自分の性にあっている。そう気づくこともできました。

転職を考えたばかりで、考えを整理するまでは「他の仕事を選んだほうがいいのかも…」という思いもあって。接客以外にも事務などのデスクワークも検討したのですが、改めて自分がしたいことを整理すると「また接客・販売にチャレンジしたい」と前向きに考えられるように。そこでエン転職で転職活動をスタート。業種は問わず、接客・販売の仕事を軸に探しました。意識したのは、求人広告をしっかり読み込むこと。給与や待遇面だけでなく、1つひとつじっくりと仕事内容や「やりがい」の項目も読むことを大切にしました。

そんな中で、目に止まったのがエー・ワンのPRスタッフの求人広告。自分が前職でも一部扱っていた理美容家電ブランドにおける専属のPRスタッフということで、「自分の知識や経験を存分に発揮できそう」だと思いました。そしてなにより、同じフィットネスクラブに一定期間通って商品をPRすることや、1人あたりのお客様への接客時間、お客様から実際に寄せられた声…なども細かく広告に記載されていたので、「ここなら1人ひとりに寄り添った接客ができそう」と感じ、応募しました。

やりたいことを明確にした上での転職。だから後悔もなく、仕事を心から楽しむことができている。

面接で意識したのは、まず「自分が転職で実現したいこと」と、「それがなぜエー・ワンでないと実現できないか」を、面接官の方にしっかりと伝えること。前職である大手家電量販店での経験・悩みなども話した上で、「1人ひとりに寄り添える接客がしたい」と、自分の転職の軸をハッキリと伝えました。そして、上で挙げたような求人広告上で感じた接客スタイルの魅力なども説明。面接前には事前に志望動機の要点をまとめた上で、当日は自分の口でハッキリ伝えることをとにかく意識しました。「他社ではいけない理由」もきちんと説明することで、より自分の志望度の強さが伝わると思います。

その結果、初めての転職は「応募2社⇒面接2社⇒内定2社」という結果に。仕事内容などを吟味した分応募数としては少なくなりましたが、結果的に2社から内定をいただくことができました。中でもエー・ワンは、面接時に代表自らが給与や待遇、業務内容などを明確に紙面で伝えてくださり、安心感も強かったので入社を決めました。

エー・ワンに入社してからは、フィットネスクラブやショッピングモールなど、色々な場所で美容アイテムのPRをしています。基本的にお客様は初対面の方ばかりですが、美容に関する悩みなどを一緒になって話したり、アドバイスしたりする中では、お客様と盛り上がることもあって楽しいです(笑)。中には、人には話しにくい美容の悩みを打ち明けてくださったり、「あなたの話を聞いて商品を買いたくなった」と嬉しい言葉をおっしゃってくれたりする方もいます。つい先日には、一度接客したお客様がまた違う日に顔を見せてくださって、「あなたに会いたくて来た」と言ってくれました。

今は転職したことで、これまで以上に接客の喜び・楽しさを感じられるようになったと思っています。そして、今こうやって充実感を持って仕事に取り組めているのも、転職時に自分が実現したいことをしっかり整理し、会社選びを行なったからこそ。今転職で悩んでいる方も、まずは何でも良いので、これまで自分が「楽しい」と思えたことを振り返って見ると良いかもしれません。
採用担当者の声
成功の秘訣!わたしの転職体験記イメージ3

仕事選びの軸、志望動機をハッキリ伝えてくれたことが、印象に残っています。

採用担当
山川 和人
評価したポイントと採用理由 坂井さんの面接では、「この子が、本当に21歳?」と、内心驚いたことを覚えています(笑)。それほどまでに面接では、自分の志望動機や、当社のPRスタッフでなければいけない理由などを落ち着いて伝えてくれて、非常に印象に残っています。面接には当社代表も同席しましたが、「真面目で、しっかりしている」と自分と同じ評価。これからの伸びしろも強く感じたので、仲間として一緒に働くことを決めました。

正直な話、はじめ履歴書を見る中では、「まだ年齢も若いし…活躍は難しいかもしれない」と思っていた部分もあったんです。ただ面接でしっかり自分の考えを話してくれる彼女を見て、「やっぱり、人を年齢で判断してはいけないな」と反省しました。それだけ「一緒に働きたい」と思わせる力があったと思います。

実際入社後も、部内で”最年少”とは思えないほどに活躍してくれて。今は本業の販売業務のほかにも、僕の事務作業や顧客対応などもサポートしています。販売も、内勤業務も両方高いレベルで行なえる存在は、既存メンバーでもごく一部。また、業務で困ったことがあってもすぐに相談してくれるのも嬉しいです。彼女は他のメンバーからの評価も高いので、もう少し販売力を磨いたあとには、現場リーダーとして活躍してもらうことも期待しています。
企業情報
会社名株式会社エー・ワン 資本金2000万円
事業内容■セールスプロモーションの企画と立案 ■販売促進のためのコンサルタント業 ■各種イベント、キャンペーンなど請負業務 ■労働者派遣事業 ※一般労働者派遣事業許可番号(派)13-305305 ■新入社員、販売員の研修 従業員数50名(2021年6月現在)
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